株式会社LARGO代表。東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなど店舗の空間デザインを行うデザインスタジオ。ジャンルを問わず様々な分野の空間をプロデュースしています。
この記事を読んでいるあなたは、
店舗設計ってどんなことをするの？
店舗設計の流れを知りたい
店舗設計のコスト管理のコツはある？
上記のように考えているかもしれません。
店舗設計は、ビジネスが成功するかどうかに大きな影響を与える要素です。
この記事では、店舗設計を始めるための準備や基本工程、内装業者の選び方、コスト管理のコツなど、幅広い情報を網羅した内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
店舗設計・内装デザインの株式会社LARGO（ラルゴ）
店舗設計とは？
店舗設計とは、店舗の物理的な空間を計画・設計し、顧客にとって魅力的で心地よい環境を創り出すプロセスです。
内装デザインやレイアウトの工夫を通じて、ブランドイメージを強化し、顧客体験をアップすることを目的としています。
飲食店、小売店、アパレルショップなど、さまざまな業種において店舗設計は成功の鍵となります。
店舗設計の重要性は、単に美しい空間を提供するだけでなく、顧客の滞在時間を延ばし、購買意欲を高める点にあります。
適切な設計により、店舗の雰囲気や機能性が向上し、結果として売上の増加やリピーターの獲得につながるのです。
店舗設計を始めるための準備
店舗設計を成功させるためには、計画段階での十分な準備が欠かせません。
ここでは5つの項目に分けて解説します。
１．明確なコンセプトとビジョンの設定
まず、重要なのは明確なコンセプトとビジョンを設定することです。
店舗が提供するべき価値や、顧客にどのような体験を提供したいのかを明確にすることが、設計やデザインの方向性を決定づけます。
ターゲット顧客の特性やニーズを深く理解し、それに応じたブランドイメージを確立することがポイントになります。
２．市場調査と競合分析
次に、市場調査と競合分析も重要な準備の一環です。
立地の選定は、店舗の集客力や売上に大きく影響するため、ターゲット顧客が集まりやすい場所を慎重に選ぶ必要があります。
また、競合店舗のデザインやサービスを分析することで、自店舗がどのように差別化できるかを見極めることができます。
この段階で、競争優位を築くための戦略を練ることが重要です。
３．予算の設定と資金計画
さらに、予算の設定と資金計画も欠かせません。
店舗設計から施工、備品調達に至るまで、全ての費用を考慮した現実的な予算を設定し、計画を進めることが求められます。
予算を超過しないよう、適切なコスト管理を行うとともに、予期せぬコスト増加に備えた予備費も確保しておくと安心です。
４．法規制の確認
また、法規制の確認も忘れてはなりません。
店舗設計には建築基準法や消防法、さらには飲食店であれば衛生管理に関する規制など、様々な法的要件が関わってきます。
地域ごとの条例や規制に適合した設計を行うために、事前にしっかりと確認し、必要な許可や届け出を進めておくことが大切です。
５．スケジュールの計画
最後に、スケジュールの計画も準備段階で重要です。
設計から施工、開店までのスケジュールを綿密に計画し、各工程がスムーズに進むように進捗管理を行います。
オープン日に間に合うように逆算し、定期的なミーティングで進行状況を確認することで、計画通りにプロジェクトを進めることができます。
店舗設計の基本的な流れ
コンセプトの設定
店舗設計の第一歩は、明確なコンセプトの設定です。
ターゲットとする顧客層やブランドイメージを基に、店舗全体のテーマや雰囲気を決定します。
例えば、若年層をターゲットにする場合は、カジュアルで親しみやすいデザインが求められます。
一方で、高級志向のブランドであれば、洗練されたエレガントな内装が適しています。
コンセプト設定では、業種に関わらず共通する要素として、ブランドの核となる価値観やメッセージを明確にすることが重要です。
これにより、店舗全体のデザインが一貫性を持ち、顧客に強い印象を与えることができます。
デザインの検討と決定
コンセプトが決まったら、具体的な内装デザインを検討します。
照明の配置や素材選び、色彩計画など、細部にわたるデザイン要素が店舗の雰囲気を左右するのです。
例えば、照明は商品の見え方や店舗全体の明るさに大きく影響します。
自然光を取り入れることで開放感を演出したり、間接照明を使用して落ち着いた雰囲気を作り出すことが可能です。
また、素材選びでは耐久性やメンテナンスのしやすさも重要なポイントとなります。
設計から施工
店舗設計のプロセスは、コンセプト設定とデザイン検討に続き、実際の施工にも続いていきます。
設計図の作成から施工業者との連携、進行まで、一貫した管理が求められます。
詳細な設計図を作成し、店舗の各エリアの寸法や配置を明確にした後は、信頼できる施工業者を選定し、設計図に基づいて内装工事を進めます。
施工中は、設計意図が正確に反映されているかを確認し、必要に応じて調整を行います。
内装業者の選び方
店舗設計を成功させるためには、信頼できる内装業者の選定が不可欠です。
以下のポイントを参考に、最適な業者を選びましょう。
実績と専門性
業者の過去の実績を確認し、特定の業種やデザインスタイルに精通しているかをチェックします。
多様なプロジェクトを手掛けた経験豊富な業者は、幅広いニーズに対応できる可能性が高いです。
コミュニケーション能力
プロジェクトの進行中に円滑なコミュニケーションが取れる業者を選ぶことが重要です。
設計意図や細かな要望を正確に伝え、適切に対応してくれる業者を選びましょう。
予算管理能力
予算内で高品質な内装を実現できる業者を選ぶことも重要です。
費用の見積もりが明確で、追加費用が発生しにくい業者を選ぶことで、予期せぬコスト増を防ぐことができます。
口コミや評判
他のクライアントからの口コミや評判を参考にすることで、業者の信頼性や対応力を把握できます。
オンラインレビューや紹介を通じて、実際の評価を確認しましょう。
店舗設計、内装デザイン、工事はLARGO（ラルゴ）にお任せください
新規開業を決めても、「どんな内装にしたら良いか分からない」「コンセプトに悩んでいる」「予算についてじっくり相談したい」という方は少なくありません。
LARGO（ラルゴ）は店舗の内装デザイン実績が豊富にあり、あらゆるお悩みに合わせたご提案が可能です。
どのような思いで事業を行い、どんな顧客に愛されていきたいのか、そのサービスを通じて世の中にどんな新しい価値を提供していきたいのか、その結果どのような内装のデザインを実現させたいのか。じっくりとお聞かせください。
あなたの理想を現実にしましょう。
店舗の内装設計におけるコスト管理のコツ
店舗の内装設計を成功させるためには、効果的なコスト管理が不可欠です。
限られた予算内で、最大限の成果を上げるためには、以下のコツを押さえておくことが重要です。
予算の明確化と優先順位の設定
まず、プロジェクト全体の予算を明確にし、その中で何にどれだけの費用をかけるべきか、優先順位を設定することが大切です。
例えば、店舗の顔となるエントランスやショーウィンドウには予算を多めに割り当てる一方で、バックヤードや倉庫の内装にはコストを抑えるといった判断が必要です。
こうした優先順位の設定により、限られた予算内で顧客に最も影響を与える部分に集中投資することができます。
初期段階での詳細な見積もり
内装設計が始まる前に、詳細な見積もりを作成することが重要です。
これには、材料費、施工費、設計費用、備品調達費など、すべての項目を含める必要があります。
見積もりを細かく分けることで、どこにコストがかかるのかを把握しやすくなり、計画段階で無駄を削減する手助けとなります。
また、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、コストパフォーマンスの良い選択が可能になります。
コストの柔軟性を持たせる
予算の設定は重要ですが、予期せぬコスト増加に対応できるよう、柔軟性を持たせることも必要です。
内装工事中には、予期せぬ問題が発生したり、追加の作業が必要になることがあります。
そのため、予備費を確保しておくことで、こうした突発的な費用にも対応でき、プロジェクト全体の遅延や品質の低下を防ぐことができます。
素材とデザインの選定
高品質な素材は魅力的ですが、予算内で抑えるためには、代替素材を検討することも重要です。
例えば、見た目や耐久性に優れながら、コストを抑えられる素材を選ぶことで、費用対効果を高めることができます。
また、デザインにおいても、複雑な造作や特殊な工法はコストが上がる原因となるため、シンプルかつ機能的なデザインを心がけると良いでしょう。
施工スケジュールの管理
工期が延びると、それだけで人件費やその他のコストが増加する可能性があります。
プロジェクトが予定通り進むよう、施工業者との密なコミュニケーションを保ち、スケジュール管理を徹底することが求められます。
定期的に進捗を確認し、問題が発生した場合には早期に対応することで、コストの増加を抑えることができます。
これらのコスト管理のコツを実践することで、予算内で効果的な内装設計を実現し、プロジェクトの成功に繋げることができます。
店舗の内装設計でかかる費用
店舗の内装設計にかかる費用は、店舗の規模やデザインの複雑さ、使用する素材や設備の種類によって大きく異なりますが、費用のおおまかな目安は知っておくと良いでしょう。
ここでは、内装設計にかかる主要な費用について詳しく解説します。
設計費用
設計士やデザイナーが店舗のレイアウトやデザインプランを作成するための費用で、通常、プロジェクトの総費用の10%から15%程度が設計費用に充てられます。
設計費用は、設計の複雑さやデザインの独自性によって変動しますが、プロのデザイナーに依頼することで、魅力的で機能的な店舗を実現するための基盤が築かれます。
施工費用
施工費用には、壁や床、天井の仕上げ、照明器具や空調設備の取り付け、家具の設置などが含まれます。
これらの費用は、使用する素材や施工の難易度によって異なり、特に高級素材やカスタムメイドの設備を使用する場合には、費用が増加する傾向にあります。
一般的に、施工費用の相場は坪単価で50万円から100万円程度ですが、規模や仕様に応じてこれ以上になることもあります。
家具・設備の購入費用
店舗のコンセプトやデザインに合った家具や設備を選ぶことは、店舗の雰囲気を決定づける重要な要素です。
例えば、特注の家具やデザイン性の高い設備は、費用が高くなる傾向があります。
一方、既製品をうまく活用することで、コストを抑えることも可能です。
許可申請や法的手続きにかかる費用
店舗の内装設計や施工においては、建築基準法や消防法など、各種法規制に適合する必要があります。
これらの手続きには申請費用が発生するほか、場合によっては法規制に対応するための追加施工が必要になることもあります。
予備費
内装設計や施工の途中で予期せぬ問題が発生することがあり、それに対応するための予備費を用意しておくことが、プロジェクトのスムーズな進行に寄与します。
予備費として、総予算の10%程度を見込んでおくことが一般的です。
費用の内訳をしっかりと把握し、必要な部分に適切に資金を配分することで、質の高い店舗を実現することができます。
内装設計で店舗の未来を創る
店舗設計は、単なる内装の美しさを追求するだけでなく、顧客体験や売上に直結する重要な要素です。
明確なコンセプト設定から始まり、デザインの検討、施工まで一貫したプロセスを経ることで、成功する店舗づくりが実現します。
信頼できる内装業者の選定や適切なコスト管理も、店舗設計の成功に欠かせないポイントです。
どの業種においても、顧客にとって魅力的な空間を提供し、ブランドの価値を高めるために、内装設計に注力することが求められます。
私たち株式会社LARGOは、店舗設計の豊富な実績とノウハウを持っており、内装デザイン設計から施工、アフターフォローまで一貫して承っております。
店舗設計の業者選びでお悩み中の方は、ぜひ当社にご相談ください。
株式会社LARGO（ラルゴ）は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を行っております。
新規開業、リニューアルをご検討中の方や、店舗のコンセプトにお悩みの方は、ご相談も受け付けておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
