店舗内装の知識

【プロが教える】売上が伸びる 飲食店の店舗デザイン

売上を伸ばす飲食店の店舗デザイン【成功の秘訣】

この記事を読んでいるあなたは、

 飲食店の店舗デザインは何から検討すればいいのか分からない

 店舗デザインの施工事例を見てみたい

 内装デザインが店舗経営に与える影響が気になっている

上記のように考えているかもしれません。

飲食店の集客と売上を増やすには、おいしい料理だけでなく、お客様のニーズに応える店舗デザインが欠かせません。

店舗デザインは、そのお店の印象を決める重要な要素ですので、しっかりとデザインレイアウトを検討することが大切です。

今回は飲食店の店舗デザインの重要性や失敗しないコツについて解説していきます。

デザイン事例や内装業者を選ぶ際の注意点もご紹介しますので、飲食店の開業や移転、リニューアルを考えている方は、ぜひご覧ください。

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店舗設計・内装デザインの株式会社LARGO(ラルゴ)

株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を承っております。
お気軽にご相談ください。

飲食店で店舗デザインが果たす重要な役割

飲食店の成功において、店舗デザインは欠かせない要素です。

例えば、同じくらい美味しい味・同じ価格帯の料理を提供している飲食店が2つあった場合、どこを基準にして、どちらのお店に通いたいと思うでしょうか。

食事中にリラックスできたり、お店の内装を楽しみながら食事できる方が魅力的に感じるのではないでしょうか。

飲食店で店舗デザインが果たす重要な役割

また、人によっては多少料理の値段が高くても、お気に入りの空間で素敵な一時を過ごすことができるのならと、店舗デザインを基準として選ぶこともあるでしょう。

このように、飲食店の店舗デザインは単にお店のランクを上げるだけでなく、集客率や売り上げなどに直結している重要な要素なのです。

スマートフォンの普及が店舗デザインの重要性を高める

スマートフォンの普及により、顧客の感覚や期待が変化し、店舗デザインの重要性は一層高まっています。

顧客は美味しい食事を求めるだけでなく、清潔でリラックスできる内装魅力的な家具がある店舗を好みます。

顧客自身が訪れた店舗の内装の写真や動画を撮影しSNSで共有することで、飲食店の評判が広がるきっかけになったり、新たなお客様を呼び込む効果が期待できます。

スマートフォンの普及が内装デザインの重要性を高める
また、飲食店がSNSアカウントを運営し、内装の魅力と一緒にキャンペーンやおすすめメニューを発信することもあるでしょう。

店舗デザインは、ビジネスを始める際に非常に重要な要素であり、宣伝効果にも大きな影響を与えます。

顧客体験とブランドイメージの向上

店舗デザインは、顧客の体験ブランドイメージに大きな影響を与えます。

なぜなら、お客様は料理だけでなく、居心地の良さや雰囲気にも価値を求めているからです。

飲食店は競争が激しい業界であり、他の店との差別化が重要です。

独自の店舗デザインを提供することで、お客様に特別感や満足感を与えることができます。

店舗デザインは飲食店の成功に欠かせない要素であり、お客様のニーズにマッチしたデザインが集客と売上増に影響します。

飲食店の店舗デザインで失敗しないためのポイント

店舗デザインは飲食店にとって重要な要素であり、成功させるコツを押さえることが不可欠です。

業種や業態によって内装デザインは異なりますが、共通するポイントをご紹介します。

店舗のコンセプトを明確にする

飲食店の店舗デザインが成功するためには、まず初めにハッキリとしたコンセプトを作りましょう。

コンセプトとは、提供する商品やサービスの魅力や特徴を表す言葉です。

店舗のコンセプトを明確にする

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「Yep. Tokyo」(東京・約19坪)の内装デザイン事例はコチラ

カジュアルでアットホームな雰囲気を求めるのか、高級感や洗練された雰囲気を演出したいのかなど、お店のコンセプトを明確にしましょう。

明確なコンセプトに基づいてデザインすることで、飲食店の内装に統一感を持たせることができます。

例えば、「リーズナブルな価格でお食事を提供し、ゆったりと会話を楽しんでいただける飲食店」というコンセプトを設計する場合、落ち着いた色の壁や家具を選び、ソファ席や個室を設置するなど、具体的なデザインがしやすくなります。

一貫性のあるブランドイメージを築くように気をつけましょう。

効果的な動線とレイアウトを設計する

明確なコンセプトだけでなく、効果的な動線も設計することが必要です。

非効率な動線の内装で営業してしまうと、混雑時にお客様に満足いただけるサービスを提供できないリスクが高まります。

顧客満足度を高めるために、お客様と従業員の動線について以下の内容に注意してください。

  1. お客様が入店してから各座席へ移動するまでの通路の広さと長さ
  2. 従業員が料理を提供しやすいキッチンとフロアの配置
  3. エントランスに配置する会計場所や待合場所の広さと位置
  4. トイレやメイクルームの広さと数、配置

飲食店の店舗デザインで失敗を防ぐためには、まずはレジ、インテリア、キッチンのレイアウトを適切に配置することが重要です。

これらすべてを適切に配置できると、お客様や従業員からも喜ばれるお店になります。

レジのレイアウト

レジのレイアウト

飲食店において重要なレイアウト要素の1つ目は、レジの位置です。

レジの位置を決めることで、他のレイアウトを決めやすくなります。

お客様に快適な環境を提供するためには、食事をするスペースと支払いをするスペースを分けることが重要です。

そのため、飲食店ではレジを入口付近に配置するようにしましょう。

BISTRONOMIE CANVAS

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「BISTRONOMIE CANVAS」(東京・約27坪)の内装デザイン事例はコチラ

入り口が狭く感じられないように注意し、従業員がスムーズにレジにアクセスできるレイアウトを考慮することもポイントです。

ただし、業態や価格設定によって異なる場合もあります。

インテリアのレイアウト

cafe sov

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「cafe sov」(東京・約29坪)の内装デザイン事例はコチラ

インテリアの配置は、お客様の印象や店舗の雰囲気に大きな影響を与えます。

そのため、理想的な店舗デザインに合ったインテリアを選び、適切な場所に配置することが重要です。

店舗のインテリアを選ぶ際の基準は、提供する料理との調和を意識することです。

キッチン・厨房のレイアウト

Sumibitokemuri Ebis

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「Sumibitokemuri Ebis」(東京・約39坪)の内装デザイン事例はコチラ

キッチン・厨房の配置は、「調理」「提供」「片付け」の3つの動線を考慮して計画しましょう。

これにより、料理の制作段階から片付けまでの時間が効率的になります。

照明で店舗の雰囲気を演出

具体的なコンセプトに基づいて、目を引く照明の工夫も考慮しましょう。

照明の明るさや色合いによって、内装の雰囲気を大きく変えることができます。

照明で店舗の雰囲気を演出

ダウンライトやペンダントライト、間接照明など、さまざまな種類の照明を組み合わせることで、お店の雰囲気をより一層引き立てることができます。

照明の明るさの調整

照明の明るさは、飲食店の業態に応じて調整する必要があります。

例えば、高級感を演出したいお店やビンテージ感のある店舗の場合、天井近くの部分を明るくし、下に向かうにつれて暗くするようなバリエーションを取り入れると良いでしょう。

SUSHI KOSHIKAWA

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「SUSHI KOSHIKAWA」(東京・約20坪)の内装デザイン事例はコチラ

一方で、回転率を重視するラーメン屋やファミリーレストランなどは、店舗全体の照明を基準値よりも明るくし、不本意な長時間滞在を促さないようにします。

業種やスタイルによって、効果的な照明の意味合いが異なることを覚えておきましょう。

照明の色の選定

店舗デザインにおいて、照明はその雰囲気や印象を大きく左右する要素となります。

特に飲食店では、照明の色や明るさは顧客の気分や食事の質感を変える力があるのです。

 

まず、暖かみのあるオレンジや黄色系の照明は、落ち着いた雰囲気を作り出します。

cafe sov

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「cafe sov」(東京・約29坪)の内装デザイン事例はコチラ

これは、リラックスした時間を過ごしてもらいたいカジュアルダイニングや居酒屋、家族向けのレストランなどで採用されることが多いです。

このような色の照明は、顧客が安心感を得ることができ、長時間過ごせる雰囲気をつくります。

 

一方、クリアな白や青系の照明は、清潔感やフレッシュな印象を強調します。

これは、ヘルシー志向のカフェや現代的なデザインのレストランでよく見られる照明設計です。

この色調は、食材の鮮度や料理の美しさを引き立て、顧客に新鮮な体験を提供する効果が期待できます。

SUSHI ASAHI

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「SUSHI ASAHI」(東京・約15坪)の内装デザイン事例はコチラ

 

さらに、暗めの照明はロマンティックで高級感のある雰囲気を演出することができ、ディナーに適した大人の雰囲気を作り出すことができます。

逆に、明るすぎる照明は活気があり、ファミリーレストランやファーストフード店での採用が考えられます。

照明の色や強さは、店舗のブランドやターゲットとする顧客層、提供する料理やサービスの内容に応じて選択することが大切です。

適切な照明の選択は、顧客の心地よさや食事の楽しみを高め、リピート率の向上や口コミの拡散につながる可能性があります。

配色で店舗のイメージを強化

照明の色選びはもちろんですが、色彩効果にも注目して配色することが大切です。

色は心理的に特定のイメージを連想させるため、さまざまな場面で活用されています。

飲食店の内装には、コンセプトに合った色を取り入れましょう。

例えば、レストランの席周りでは「青」ではなく、「オレンジ」や「赤」などの暖色系を使い、食欲を刺激します。

配色で店舗のイメージを強化

一方で、バーではカクテルやワインが美しく見えるように、青色の照明を使用することもあります。

お客様が店舗や商品に対してもつ印象は、店舗の内装に使われた「色」に委ねられます。

ですから、お客様に不快感を与えないような配色を選ぶことが重要です。

内装の配色を決める際に重要なポイントは以下の2つです。

3色以内でまとめる

3色以内でまとめる

さまざまな色を過剰に使用してしまうと、お客様の視界を混乱させ、脳を疲労させてしまいます。

そのため、一定の色の統一感が必要です。

ベースの色を1つ選び、最大でも3色程度にまとめることで、お客様を疲れさせない色の組み合わせを実現することができます。

アクセントカラーの活用

アクセントカラーの活用

飲食店で一般的に使用される白を基調とした内装だと、何か物足りない印象になってしまう可能性があります。

そのため、白と調和する原色などを使用して、色のアクセントを加えると良いでしょう。

色のアクセントを加えることで、お店の個性を表現することができます。

また、お客様の印象にも残りやすいため、おすすめです。

白色だけでなく、他の色でもアクセントを作ることができるので、店舗の内装に取り入れてみてください。

照明や配色の工夫は、顧客体験とブランドイメージに大きな影響を与えます。

おしゃれな飲食店の内装デザイン施工事例

以下のポイントを参考にして、おしゃれな飲食店の内装デザインを具体化していきましょう。

LARGO(ラルゴ)が施工した事例についてご紹介しますので、写真と合わせて参考にしてみてください。

活発な印象のイエローで賑やかな店舗デザインを演出

クレープ専門店が手がけるカフェ・バー「イェップ・トーキョー」の事例です。

店舗のイメージカラーであるイエローは、賑やかな空間を演出するだけでなく、食欲を刺激するカラーとして店内の活気を後押ししてくれます。

配色で店舗のイメージを強化

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「Yep. Tokyo」(東京・約19坪)の内装デザイン事例はコチラ

アクセントカラーで店舗の個性を発揮

「東京餃子」の事例では、椅子の座面にアクセントカラーを用いてお店の個性に。

中央の円形カウンターがライブ感を演出し、店内の活気が外まで伝わります。

アクセントカラーの活用

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「SAKURASAKASU Akasaka」(東京・約28坪)の内装デザイン事例はコチラ

ラグジュアリーな空間を照明で管理

本格的な鶏料理を手軽に食べられる飲食店「THE ATORI」は、落ち着いた照明がラグジュアリーな空間を演出。

カウンターには無垢の耳付き一枚板を贅沢に使っています。

ラグジュアリーな空間を照明で管理

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「THE ATORI」(神奈川・約7坪)の内装デザイン事例はコチラ

色分けで店内の印象が変化

座席によってアクセントカラーを変えた事例「スミビトケムリ」。

色分けすることで異なる印象を与えます。

華やかな色使いと柄は、女性にも好印象です。

色分けで店内の印象が変化 色分けで店内の印象が変化

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「Sumibitokemuri / Kin-no-jingi」(東京・約43坪)の内装デザイン事例はコチラ

気になる店舗デザインの実績がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

飲食店が店舗デザインの内装業者を選ぶときの注意点

飲食店の店舗をデザインする際は、希望や条件を整理して内装のデザイン・施工業者を選びます。

多くの場合、内装デザインの段階から業者に依頼するため、信頼できる業者を探しましょう。

得意とする店舗デザインの内装事例

得意とする内装事例

まず、業者ごとにデザインや工事の得意分野が異なるため、内装を発注する際には注意が必要です。

例えば、カフェやレストランの内装に特化した業者や、住宅の内装リフォームに精通した業者が存在します。

そのため、各業者の公式ウェブサイトや口コミサイトなどを検索し、施工実績を確認してください。

希望する内装に近い実績を持つ業者が見つかったら、問い合わせしてみましょう。

 

LARGO(ラルゴ)では様々な飲食店の店舗デザインを手掛けています。是非一度ご覧ください。

サービスの対応範囲

サービスの対応範囲

飲食店の店舗デザインと工事を別々の業者に依頼すると、業者ごとに相談時間と費用がかかります。

そのため、コンセプトを実現するためには、デザイン業者と工事業者の間に調整役が必要です。

この問題を解決するためには、店舗のコンセプト設計から内装デザイン・工事までワンストップで対応できる会社がおすすめです。

時間と費用を節約すれば、他の開業準備に充てることができるでしょう。

LARGO(ラルゴ)は店舗デザインから施工までワンストップでご提供しております。

ご相談の流れについて詳しくはこちらのページでご紹介しております。

提案の質と適応力

提案の質と適応力

希望するコンセプトや条件に対して、内装業者からレイアウトや設備などのアイデアを提案してもらえると、内装をより具体的なデザインに落とし込むことができます。

提案力や柔軟性の高さを確認するためには、相談段階での接客対応や見積書、図面案の内容を確認することが必要です。

コミュニケーションがスムーズに行えるかも重要なポイントです。

アフターサポート

アフターサポート

店舗の内装デザインは、竣工すれば終わりというものではありません。

実際に運用を始めてみると、予想していなかったトラブルや使いにくい部分が見えてくることがあります。

そんな時、内装業者がしっかりとアフターサポートを提供してくれるかどうかが非常に大切です。

相見積もりをとる

相見積もりをとる

最後に、選んだ複数の内装業者から見積もりをもらい、じっくりと比較検討してください。

相見積もりにより、内装工事費用の相場と内訳を理解することで、適正な価格でサービスを提供する優れた業者を選び出すことができます。

各業者の得意な分野や提供するサービスの内容、対応力など、総合的に比較検討してください。

また、一度契約した後に解約すると、業者の選定をやり直す必要があったり、余分な支払いが生じる可能性もあるため、ご注意ください。

内装業者を選ぶ際、得意分野や施工実績を確認しましょう。最終的には複数社の見積もりをとり、要望にマッチする業者を比較検討することが大切です。

店舗デザインで飲食店を成功へ導く

飲食店の内装デザインは集客や売上に大きく影響する重要な要素です。

内装業者選びの際には、経験と実績、信頼性と評判、コストと予算などのポイントに注意しましょう。

得意分野や対応できる作業内容、提案力や柔軟性の高さ、アフターサービスの内容も確認することが大切です。

複数の業者の見積もりを比較検討し、コストパフォーマンスの良い業者を選ぶことをおすすめします。

飲食店の開業や移転、リニューアルを考えている方は、ぜひこれらのポイントを参考にしてください。

成功した内装デザインが、飲食店の魅力となり、お客様を惹きつけることでしょう。

 

LARGO(ラルゴ)では、これまで様々な飲食店の店舗デザインを手掛けてきました。

内装イメージがまだ固まっていないという場合でも、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

ABOUT ME
辰巳 亮

株式会社LARGO代表。東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなど店舗の空間デザインを行うデザインスタジオ。ジャンルを問わず様々な分野の空間をプロデュースしています。

店舗の空間デザイン・内装ならLARGOにお任せください

株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を行っております。

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