店舗内装の知識

スポーツジムの内装デザインで集客力アップ!費用と工事のポイントを解説

スポーツジムの内装デザインで集客力アップ!費用と工事のポイントを解説

この記事を読んでいるあなたは、

 集客できるジムの秘訣が気になる

 スポーツジムを開業する際に気をつけるべきことが知りたい

 最新のフィットネスジムの事例を見たい

上記のように考えているかもしれません。

 

スポーツジムの運営は、設備を揃えていれば自然と集客できるというわけではありません。

集客力と顧客満足度は、その内装デザインから大きな影響を受けます。

この記事では、集客に直結する内装デザインから費用と工事のポイントまで詳しくご紹介します。

適切なエリア分けや、予算内で品質を保つ方法、競合との差別化まで、ジムの魅力を最大限に引き出す内装デザインについて解説しますので、スポーツジムの開業を検討されている方は、最後までチェックしてみてください。

店舗設計・内装デザインの株式会社LARGO(ラルゴ)

株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を承っております。
お気軽にご相談ください。

スポーツジム業界の市場規模と成長性

スポーツジム業界の市場規模と成長性スポーツジム業界は近年、健康志向の高まりやライフスタイルの変化に伴い、急速に成長しています。

特にフィットネスジムやパーソナルジムは、多様なニーズに対応するために増加しており、市場全体の規模も拡大しています。

スポーツジム業界の市場規模と成長性帝国データバンクの記事によると、2024年度のフィットネス市場はコロナ前並みの7,000億円に到達する可能性があり、若年層や高齢者層向けなど顧客のライフスタイルに合わせた新しいビジネスモデルも市場拡大に寄与しているようです。

「フィットネスクラブ・スポーツジム」業界動向調査(2023年度)
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240306.html

さらに、企業が従業員の健康管理を目的にジム利用を奨励する動きが広がっており、法人契約を通じたジムの利用者も増加するなど、スポーツジム業界は多くの成長機会を秘めています。

スポーツジムの内装デザインの重要性

スポーツジムの内装デザインの重要性
LARGO(ラルゴ)手掛けたフィットネスジム「LYFT GYM」(東京・約120坪)の内装デザイン事例はコチラ

フィットネス市場が拡大していくなかで、スポーツジムの内装はただの「背景」ではなくなっています。

顧客を惹きつけ、長く通っていただくためにも、内装デザインは非常に大きな役割を果たすようになりました。

しかも、ジムの内装は利用者のモチベーションを高めるだけでなく、そのジムの「顔」ともなる重要な宣伝ツールです。

つまり、内装にお金と時間をかけることは決して無駄ではなく「投資」と呼べるのです。

なぜ内装が会員獲得に影響するのか

なぜ内装が会員獲得に影響するのか近年、スポーツジムはただの運動施設としての役割を超え、多くの人にとってライフスタイルの一部として根付いています。

そんな中、ジムを選ぶ基準の一つとして「居心地の良さ」が挙げられることがあります。

これは内装次第で大きく変わるため、内装が直接会員獲得につながるわけです。

また、インスタグラムなどSNSの普及で、利用者が内装の素敵なジムの写真をシェアすることが一種の広告となりえます。

そのため、おしゃれな内装、清潔感のある施設であることが、ジム選びのポイントになるのです。

モチベーションアップに貢献する空間設計

モチベーションアップに貢献する空間設計人は環境に大きく影響を受けます。スポーツジムでトレーニングに励む場合、明るく清潔な空間であれば、その場に居るだけで前向きな気持ちになるものです。

内装にこだわることで、利用者のエクササイズへの意欲を刺激し、より良い成果を促すことが可能です。

色彩心理を活用した空間設計や、適切な照明の配置など、モチベーションを高める内装デザインを意識しましょう。

ブランディングとしての役割

ブランディングとしての役割
LARGO(ラルゴ)手掛けたフィットネスジム「LYFT GYM」(東京・約120坪)の内装デザイン事例はコチラ

内装は、そのジムがどんなブランドであるかを表します。

たとえば、高級感溢れる内装は高いサービスを求める顧客を引き付けます。

一方で、ポップでカジュアルな内装は、より若い層や初心者に親しみやすい印象を与えるでしょう。

内装によってジムのブランドイメージを確立し、差別化を図ることは、他の競合に対して大きなアドバンテージとなるのです。

スポーツジムのエリア分け

スポーツジムの内装をデザインする際、効率的なエリア分けは顧客満足度と運営に大きく関わります。

例えば、マシンエリアは使いやすさを考えた配置、フリーウェイトエリアは十分なスペースを確保する、エクササイズのための多目的スペースは照明や色使いを工夫して、用途に応じた柔軟な使い方ができるような設計が求められます。

トレーニングエリアの配置

トレーニングエリアの配置
LARGO(ラルゴ)手掛けたフィットネスジム「LYFT GYM」(東京・約120坪)の内装デザイン事例はコチラ

利用者がどのような流れでトレーニングを行うかを考慮し、マシン同士の間隔を十分に取ることが大切です。

これにより、動線がスムーズになり、快適なトレーニング環境が生まれます。

次に、マシンの種類ごとにゾーン分けを行い、利用者が目的のマシンを簡単に見つけられるようにすることで、トレーニング効率もアップします。

フリーウェイトエリアは他のエリアとは異なるニーズがあるため、静かに集中できるような設計を心がけると良いでしょう。

リラックスできるエクササイズスペース

リラックスできるエクササイズスペースリラックスできるエクササイズスペースは、ゆったりとした時間を過ごすために欠かせません。

このエリアのデザインには、柔らかな照明や落ち着いた色使いが効果的です。

また、ヨガやストレッチなど静かな時間を過ごす場合は、防音設計や適度なプライバシーが保たれるような工夫が必要になります。

床材は厚めのマットを選び、衝撃を吸収するような体にやさしい空間を作り出しましょう。

顧客の動線を考える

顧客の動線を考える
LARGO(ラルゴ)手掛けたフィットネスジム「LYFT GYM」(東京・約120坪)の内装デザイン事例はコチラ

顧客の動線を考えた空間にすることは、ジム内でのストレスを軽減し、顧客満足度を高めます。

まず、エントランスを明確にし、そこから各エリアへのアクセスを直感的に理解できるレイアウトにしましょう。

ロッカールームやシャワールームへの動線もスムーズであることが求められます。

また、特に混雑が予想されるエリア周辺は、十分なスペースを確保することで、利用者同士のストレスを低減します。

利用者がどのようなルートで移動するかを事前にシミュレーションし、無駄なく効率的な動線を確保することが、ジムを使いやすくするために重要になるのです。

店舗設計、内装デザイン、工事はLARGO(ラルゴ)にお任せください

店舗設計、内装デザイン、工事はLARGO(ラルゴ)にお任せください

新規開業を決めても、「どんな内装にしたら良いか分からない」「コンセプトに悩んでいる」「予算についてじっくり相談したい」という方は少なくありません。

LARGO(ラルゴ)は店舗の内装デザイン実績が豊富にあり、あらゆるお悩みに合わせたご提案が可能です。

どのような思いで事業を行い、どんな顧客に愛されていきたいのか、そのサービスを通じて世の中にどんな新しい価値を提供していきたいのか、その結果どのような内装のデザインを実現させたいのか。じっくりとお聞かせください。

あなたの理想を現実にしましょう。

スポーツジムの内装デザインのポイント

スポーツジムの内装デザインは、意図したターゲットに魅力的に映るデザイン、利用者が心地良いと感じる環境、そして安全性を確保することなど、多岐にわたる要素が求められていきます。

ここからは、ジムの内装デザインのポイントについて解説していきます。

ターゲットユーザーに合わせたデザイン

ターゲットユーザーに合わせたデザインスポーツジムを利用するユーザーは、それぞれ異なるニーズを持っています。

例えば、高齢者向けのフィットネスクラブでは落ち着いた色調と柔らかい光の設計が好まれますし、若い世代をターゲットにした施設では、エネルギッシュでモダンなデザインが適しているでしょう。

また、ファミリー層向けでは、子どもが安心して遊べるスペースを設けるなど、デザインを細分化しましょう。

ターゲットに合わせた内装を計画することで、ジムの利用者は自分たちに合った空間での運動をより楽しむことができるのです。

安全性と耐久性

安全性と耐久性
LARGO(ラルゴ)手掛けたフィットネスジム「LYFT GYM」(東京・約120坪)の内装デザイン事例はコチラ

スポーツジムの内装デザインでは、エクササイズ中の安全を保つため、耐久性に優れた材料選びや、ノンスリップの床材、丸みを帯びた家具の選定などが必須です。

トレーニング機器の設置には、安全基準に準じたスペースを確保することが大切になります。

また、ベンチやロッカーの選び方ひとつにも耐久性が求められ、長期間の使用に耐えうる品質の良いものを選ぶことで、コストの削減にも繋がります。

防音対策

防音対策ジム内での騒音は不快な要因になるため、しっかりと防音対策をしましょう。

重量物が落下する音を軽減するために、吸音材を含んだ床材を選ぶ、または壁に防音材を使用することは欠かせません。

周囲への音漏れを防ぐためにも、施設の立地や構造を考慮しながら、防音設計を進めていきましょう。

スポーツジムの内装アイデア

ジムの内装アイデアはコンセプトに合わせて色々ありますが、その中でも特に集客力アップに直結するアイデアをご紹介します。

トレンドを反映させたインテリア

トレンドを反映させたインテリア
LARGO(ラルゴ)手掛けたフィットネスジム「LYFT GYM」(東京・約120坪)の内装デザイン事例はコチラ

インテリア選びで大切なのは、空間全体の調和と機能性のバランスを考えることです。

トレンドを取り入れつつ、ジムのコンセプトやブランドイメージを反映させることも大切で、これによりジムのオリジナリティを明確に打ち出すことにもつながります。

顧客の滞在時間を延ばす

顧客滞在時間を延ばすスポーツジムの利用者が長時間滞在することは、ジムにとっても利用者にとってもメリットがあります。

最新の内装デザインの傾向として、リラクゼーションスペースの提供や、カフェのような休憩スペースの設置があります。

これらは会員が社交的な活動を楽しめる場所としても機能し、それによってジムへの愛着を深めることにもなるのです。

ディスプレイで競合に差をつける

競合に差をつける
LARGO(ラルゴ)手掛けたフィットネスジム「LYFT GYM」(東京・約120坪)の内装デザイン事例はコチラ

ジムの内装に個性的なデザインを取り入れることは、競合他社との差別化を図るうえで効果的です。

例えば、壁画やアートワークを展示することで、ユニークなブランドイメージや価値観を表現できます。

また、オリジナルブランドの商品をおしゃれにディスプレイするもの良いでしょう。

個性的なデザインは、ジムに来るたびに新しい発見があるようなワクワクを提供し、結果として顧客のリピーター率を上げることに繋がるでしょう。

内装デザインの流れ

スポーツジムの内装デザインは、計画的に進めるべきステップがあります。

これらのステップを丁寧に進めることで、コンセプトに合致した空間を作り出し、利用者にとってより魅力的なジムを提供することが可能になるのです。

  1. コンセプト決定
  2. 物件選び
  3. デザイン設計と内装材の選定

①コンセプト決定

①コンセプト決定スポーツジムの内装デザインを始めるにあたり、最初に取り組むべきなのが、コンセプトの決定です。

このコンセプトは、その後のすべてのデザイン作業の指針となり、ジムのブランドイメージを形作る基盤となるものです。

ターゲットとする顧客層はもちろんのこと、どのような運動を提供したいのか、どういった空間でユーザーにトレーニングしてもらいたいのかを明確にしましょう。

また、ライバルとの差別化を図るためにオリジナリティを打ち出して、顧客に新鮮な印象を与えることも求められます。

こうしてコンセプトを確かにすることで、以降の内装デザインの方向性が決まっていきます。

②物件選び

②物件選びコンセプトが決まったら、次に必要なのが物件の選定です。

ジムをオープンするにあたり、立地条件は顧客を獲得する上でとても重要です。

交通の便が良く、ターゲットとするユーザー層が多く住むエリアにするなど、最適な場所を選びましょう。

また、建物自体の構造や広さ、天井の高さなど、後に内装デザインを施す際の制限となる要素も、この段階で確認しておく必要があります。

物件選びは将来のジム経営に大きく影響を及ぼすため、慎重に行うべきステップと言えるでしょう。

③デザイン設計と内装材の選定

③デザイン設計と内装材の選定ジムのコンセプトと物件が決まったら、内装デザインと使用する材料を選定する段階に移ります。

壁面や床材、照明などの各要素は、ジムの雰囲気を作り上げるものですから、材質や色、質感に至るまで入念に選びましょう。

耐久性や安全性、そしてメンテナンスのしやすさも大切なポイントです。

トレーニング機器との調和や、長期的な視点でのコストパフォーマンスも、材料選びにおいて重要な検討事項となるでしょう。

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内装工事の費用と予算管理

工事費用は現場の状況やデザインの仕様によって大きく変動するため、予算管理はプロジェクトを成功させるためのキーポイントです。

内装工事で用いる素材から照明、家具の配置まで、細かな部分にまで注意を払って、予算内で最大限の効果を出しましょう。

内装工事にかかる費用の目安

内装工事にかかる費用の目安床面積や使用する素材の質、デザインの複雑さによって費用は異なりますが、おおよその目安としてスポーツジムの場合は坪単価30万円~60万円程度が目安でしょう。

特殊な設備や高級な素材を使用したい場合はさらに費用が上がることも予想されます。

費用を把握するためには、複数の内装業者に見積もりをとり、細かな内訳まで確認することが大切です。

そして、予算内で効果的な工事を行なっていくために優先順位を決めて、どの部分にいくら投資するのかを綿密に計画しましょう。

初期費用を抑える方法

初期費用を抑える方法内装工事で初期費用を抑えるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

まず、無駄な部分は削減し、どこにどれだけの予算を割り振るかを明確にしましょう。

また、居抜き物件であれば既存の内装を活用することで、工事にかかる費用を大幅に削ることが可能です。

例えば、床や壁の素材がまだ使える状態であればリノベーションを行い、それをもとに施設の特色を活かすデザインを考えることで、コストを抑えつつも利用者に新鮮な印象を与えることができるでしょう。

さらに、設備は必要最小限にする、新品でなく中古の機器を購入するなどでもコスト削減に繋がります。

内装デザインで避けるべき失敗

魅力的な内装デザインにばかり意識を向けてしまうと、トレンドを追いかけすぎて、使い勝手が悪くなったり、見た目は良くても実際にジムでの運用には不向きだったりすることがあります。

また、予算を最優先して質を落としてしまうことも後悔の原因になりがちです。

ここでは、スポーツジムの内装デザインで避けるべき主な失敗点について解説していきます。

コストカットを重視しすぎるデザイン

コストカットを重視しすぎるデザイン内装工事において、コスト管理は非常に重要ですが、そのためにデザインや機能性が犠牲になっては本末転倒です。

特にスポーツジムは使い勝手が良くなければ、会員の方々のモチベーションにも影響を与えてしまいます。

安価な材料を使用することで初期費用は抑えられるかもしれません。

しかし、長期間使用することを考えると、耐久性が低いために頻繁に修繕が必要になれば、結果としてコストがかさんでしまうことがあります。

また、安いだけの内装は見栄えが悪く、それが集客力を下げる原因にもなるでしょう。

コストと品質のバランスをしっかりと見極めて検討するようにしましょう。

ターゲットユーザーに合わない内装

ターゲットユーザーに合わない内装ターゲットとするユーザーに合わせた内装デザインは、スポーツジムにとって不可欠です。

高齢者向けのジムであれば安全性を考えたバリアフリー設計が求められますし、若者をターゲットにするならば、ダイナミックでスタイリッシュなデザインが好まれるかもしれません。

ターゲットユーザーを見誤り、彼らのニーズに合わない内装になってしまうと、快適に利用してもらうことができず、結果として集客力に影響を及ぼすこととなるでしょう。

長期的なメンテナンスの視点を欠いた設計

長期的なメンテナンスの視点を欠いた設計スポーツジムの内装を考える際には、長期的なメンテナンスも視野に入れる必要があります。

使用頻度が高いスポーツジムでは、内装材の耐摩耗性や耐久性が特に重要です。

もし、メンテナンスが困難な材料やデザインを選んでしまうと、日々の清掃や定期的な補修が大変になり、ジムの運営コストを抑えられなくなってしまいます。

結果として、運営に支障をきたしてしまう恐れもあるのです。

利用者に快適な空間を提供し続けるためには、シンプルで清掃しやすく、メンテナンスのしやすい内装を心がけましょう。

ジムの内装デザインで差別化し、集客力を高めよう

ジムの内装デザインで差別化し、集客力を高めよう
LARGO(ラルゴ)手掛けたフィットネスジム「LYFT GYM」(東京・約120坪)の内装デザイン事例はコチラ

ジムの内装デザインは顧客の満足度とリピート率に直結します。

競争が激しいスポーツジム業界で差別化を図るためには、内装デザインを通じて顧客にアピールすることが欠かせません。

ターゲットユーザーに合ったデザイン、安全性の確保、防音対策をしっかりと行い、魅力的なジムを作り上げましょう。

 

当社LARGO(ラルゴ)では、スポーツジムの内装についてのご相談も受け付けておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。お待ちしています。

ABOUT ME
辰巳 亮

株式会社LARGO代表。東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなど店舗の空間デザインを行うデザインスタジオ。ジャンルを問わず様々な分野の空間をプロデュースしています。

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