
株式会社LARGO代表。東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなど店舗の空間デザインを行うデザインスタジオ。ジャンルを問わず様々な分野の空間をプロデュースしています。
この記事を読んでいるあなたは、
店舗の新規開業を予定しているけど依頼する会社選びを失敗したくない
店舗をオープンするための基礎知識を知りたい
内装デザインの会社に何を相談すれば良いか分からない
上記のように考えているかもしれません。
店舗のデザインは、開業する上で最も悩む要素ではないでしょうか。
あれこれ考えながら方針を決めていく中で、本当にこれで良いのかと不安になることもあると思います。
しかし、一度決定してしまうとやり直しにはコストと時間がかかるもの。

そのため、後悔することが無いように、デザインを依頼する会社を選ぶ際には慎重になる必要があります。
本記事では、店舗デザインの会社選びについて詳しく解説します。
信頼性や実績、価格などのポイントを押さえて、最適なパートナーを見つけましょう。
店舗設計・内装デザインの株式会社LARGO(ラルゴ)
店舗デザインは集客と売上に影響を与える
「店舗デザイン」とは、店舗の外装や内装のレイアウトを図面にして、使用する素材や色などを決めていくことを指します。
「店舗設計」もほとんど同じ意味の言葉です。

しかし、そこにマーケティングの視点が入ってくる場合もあります。
具体的には、店舗のコンセプトを考えたり、集客方法やブランディングと合わせて、店舗経営全体を計画していく作業が「店舗をデザインする」と表現されるわけです。
これらは、集客と売上に大きく影響するため、開業前の重要な準備となります。
ただおしゃれに見えるだけの店舗より、独自のコンセプトがあるデザインの方が、人の心をつかみます。
現代はSNSの時代。店内の風景や商品はもちろん、内装や家具までもがSNS映えすることが大切です。
店舗デザインは、見た人や聞いた人が思わず訪れたくなるような空間を目指しましょう。

また、お店のデザインはお客様の滞在時間にも影響します。
商品をじっくりと見てもらいたいときや、すぐに次のお客様を迎えたいとき。
それぞれの目的に合わせて、デザインの工夫が求められます。
そして、店舗のデザインはブランド力を高めるためにも重要です。
商品やサービスの魅力と共鳴する空間を作り、より多くのお客様の心をつかみましょう。
店舗デザインを進めるときに重要なコンセプト設計については、こちらの記事をご覧ください。


コンセプトが決まったら、店舗デザインの会社探しを始めましょう。
もちろん、コンセプトを検討する段階から相談したいということもあると思います。
どちらの場合でも、以下の注意点をしっかり覚えておくようにしましょう。
店舗デザインの会社を選ぶときの注意点
店舗をオープンする際、理想的なデザイン会社を選ぶことは、成功への第一歩とも言えるでしょう。
ここからは、店舗デザインの会社選びで考慮すべきポイントを紹介します。
店舗デザインを依頼する業者選び
店舗デザインは、集客力やブランドイメージに大きな影響を与えます。
そのため、依頼する業者の選定がとても重要です。
主な2つの依頼先である「デザイン事務所(設計事務所)」と「設計施工会社」について説明します。
デザイン事務所(設計事務所)

デザイン事務所(設計事務所)は、主に店舗の外装や内装のデザインを手掛ける専門業者です。
業務内容
- オーナーの要望を元にしたデザインコンセプトの提案
- 高品質なデザイン図面の作成
特徴
デザイン事務所は店舗の外装や内装のデザインを手掛けるプロフェッショナル集団です。
オーナーの要望やブランドコンセプトを元に、独自性を持った提案が期待できます。
ただし、店舗デザインを依頼する際には、デザイン会社とは別に施工会社を探す必要があります。
設計施工会社

設計施工会社は、デザインから施工までを一貫して行う業者で、設計と施工の連携が取れているのが特徴です。
業務内容
- 店舗のデザイン・設計
- 施工・内装工事の実施
特徴
ワンストップの会社は、デザインと施工の双方の専門知識を持っているため、シームレスにプロジェクトを進めることができます。
デザイン会社と施工会社が一緒になっているため、意思疎通のミスやトラブルが少なくなり、品質の一貫性や工程のスムーズな進行が期待できます。
店舗デザインの業者選びに際して、一貫性やスムーズなコミュニケーションを重視するのであれば、設計施工会社がおすすめです。
自身のニーズや期待するサービスの内容に合わせて、最適な業者を選びましょう。
会社を選ぶ時は必ず実績を確認する
店舗デザインは、お金や時間を投資する工程になります。
そのため、会社を選ぶ際には、実績や信頼性を確認することが大切です。
実績がある会社は、これまで培ったノウハウを活かして、高品質のデザインを提供している可能性が高いです。
実績を確認するためには、ウェブサイトやSNSを活用しましょう。

過去のプロジェクトやお客様の声をチェックすることで、会社のデザイン力やクオリティを判断することができます。
また、実際にその会社が手がけた店舗を訪問して、デザインの完成度や施工品質を直接確認するもの良いでしょう。
実績紹介
ここで、デザインから施工までワンストップで提供している設計施工会社、LERGO(ラルゴ)の実績の一部をご紹介します。
こちらは、ドイツ発高級ルームフレグランスブランド「LINARI」の体験型ショップです。
「香り」を表現した曲線で、商品と内装の一体感を作り出しています。

LARGO(ラルゴ)手掛けたショップ「LINARI」(東京・約14坪)の内装デザイン事例はコチラ
次にご紹介するのは、アパレルショップ「#Re:room」の路面店です。
ブランドのプロダクトから感じた、陽の光の下で感じる心地よさや遊び心を、内装デザインで表現しています。

LARGO(ラルゴ)手掛けたアパレル店舗「#Re:room」(東京・約17坪)の内装デザイン事例はコチラ
外装デザインも、ダイナミックに。
夜のライトアップは渋谷の街をスタイリッシュに照らします。

LARGO(ラルゴ)手掛けたキックボクシングスタジオ「ALVO/TARGET SHIBUYA」(東京・約15坪)の内装デザイン事例はコチラ
独自のコンセプトを最大限に表現した飲食店「THE ATORI」は、テーマを”鶏料理の研究室”に設定し、研究室をイメージさせるデザインをラグジュアリーな空間にアレンジ。
カウンター席のお客様から料理人の手先が全て見える形状になっていて、高級鮨店のような「見て楽しめる要素」も採り入れています。

LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「THE ATORI」(神奈川・約7坪)の内装デザイン事例はコチラ
飲食店の内装デザインなら、レストラン「BISTRONOMIE CANVAS」もご覧ください。
「アーバンカジュアルな上品で洗練されたレストラン」をテーマに、上品で洗練された雰囲気でありながら、都会的なカジュアルさも兼ね備えた空間を演出。
明るい店内で女子会に選びたくなるお店です。

LARGO(ラルゴ)手掛けたレストラン「BISTRONOMIE CANVAS」(東京・約27坪)の内装デザイン事例はコチラ
そして、「落ち着きと品」をコンセプトにデザインした鮨屋。
メインの客席の他にVIP席を設けていて、プライベートを確保できる空間を品良く仕上げています。

LARGO(ラルゴ)手掛けた鮨屋「鮨みつよし」(東京・約20坪)の内装デザイン事例はコチラ
LARGOのウェブサイトでは、この他にもたくさんの事例を掲載していますので、ぜひご覧ください。
見積もり内容の透明性
店舗デザインを依頼する際には、見積もり内容の透明性も重要です。
安い見積もりを提示されても、追加費用が発生する可能性もあります。
まずは、見積もりを依頼する際に、詳細なプランや料金体系を確認しましょう。
また、見積もりにデザイン費用の他に説明のない費用が追加されていないか等もしっかり見ましょう。

透明性のある見積もりを出してくれる会社は信頼性が高く、予算管理もしやすくなります。
店舗デザインは店舗経営が成功するかどうか左右するくらい重要です。
決定したデザインを後悔しないためにも、デザインを依頼する会社選びは慎重に行いましょう。
ワンストップの会社や実績のある会社を選ぶこと、見積もりの透明性に着目することがポイントです。
店舗デザインの会社と決めるべきこと
店舗デザインにおいて、デザイン会社とのコミュニケーションは欠かせません。
ここでは、店舗デザインを進める上で、デザイン会社と共に決めるべき点を解説します。
コンセプトの設定やデザインの方向性
店舗デザインは、その店舗自体のブランディングにも関わってきますので、店舗のイメージやコンセプトを明確にすることが大切です。

LARGO(ラルゴ)手掛けたコンセプトドラッグストア「Dgs Phytreat」(東京・約15坪)の内装デザイン事例はコチラ
デザイン会社が店舗のコンセプトを理解し、それを実現する力を持っているかどうかを確認しましょう。
ターゲット層はどのような人たちなのか、どんな価値や体験を提供したいのかなど、思いや計画を具体的に伝えます。
デザイン会社はそれをもとに、最適な提案を行ってくれます。
例えば、アパレルショップの店舗デザインなら、ファッション性やトレンド感をどれだけ活かせるかがポイントとなります。

LARGO(ラルゴ)手掛けたアパレル店舗「room306 CONTEMPORARY」(東京・約67坪)の内装デザイン事例はコチラ
また、飲食店の場合は、料理のテーマや雰囲気を上手く表現できるデザインが求められます。
必要な設備や家具の選定
店舗デザインでは、必要な設備や家具の選定も行います。
これらは、お客様の体験や効率性に大きく影響するので、しっかりと検討しましょう。
アパレルショップの場合、商品を陳列するラックやショーケース、試着室の配置などが重要になります。

LARGO(ラルゴ)手掛けたアパレル店舗「AWESOME by BRING」(東京・約39坪)の内装デザイン事例はコチラ
また、飲食店の場合には、キッチン機器やテーブル・椅子の選定が重要です。
機能性とデザイン性を兼ね備えたものを選びましょう。
施工のスケジュール
施工のスケジュールや具体的な工程を決めていきます。
開店のタイミングや、他の業者との調整(例:設備業者や看板業者)などを考慮しながら、効率的なスケジュールを組み立てることが求められます。
スケジュールの遅延は、オープン予定日の遅れや予算超過に繋がる可能性があるため、デザイン会社が施工のスケジュール管理や工程の管理をしっかりやれるのかどうかを見極めることが重要です。

店舗デザインを依頼する会社を選ぶ際には、コンセプトの設定やデザインの方向性、必要な設備や家具の選定、施工のスケジュールや工程の決定などに注目しながら選ぶことがポイントです。
ぜひ、これらのポイントを念頭において、自分の店舗に最適なデザイン会社を選んでください。
店舗デザインにかかる相場
店舗デザインを進める際、やっぱり費用が気になりますよね。
ここでは、店舗デザインにかかる相場や、具体的な費用の内訳、オプション料金についてなど、費用面でのポイントを詳しく解説します。
店舗デザインにかかる費用の内訳
店舗デザインには、主に以下の費用項目が含まれます。
デザイン設計料

デザイナーがお店のコンセプトや要望をもとにデザインを考案し、図面を作るための費用です。
デザインの難易度や規模によって異なりますが、一般的には40万円から60万円程度が相場とされています。
施工費

実際に店舗デザインを施工するための費用です。
床や壁の加工、家具や照明の設置などの作業によって費用が変動します。
また、業種や店舗の広さ、デザインの複雑さによっても異なります。
材料費

店舗デザインに使用する様々な材料の費用です。
床材や壁材、家具や照明器具などが含まれます。
材料の種類や品質によって費用が変動しますが、一般的には施工費の約30%程度とされています。
追加費用やオプションについて
店舗デザインには、追加費用が発生する場合もあります。
例えば、特殊な仕様やカスタムデザイン、ディスプレイやサインなどの追加の設置物などがこれにあたります。
また、設計内容が決まった後にデザインの変更を行う場合も、追加料金が発生することがあるので注意が必要です。
こうした追加費用は、デザイン内容や要望によって異なるため、具体的な金額は事前にデザイン会社と相談しなければなりません。
このほかにも、オプションとして、インテリアデザインや看板の設計、グラフィックやロゴのデザインなども依頼できる会社もあります。

これらのオプションは、お店のブランディングやマーケティングにも関わるため、コストパフォーマンスを考慮しながら検討しましょう。
店舗デザインを依頼する際に用意しておくべきこと
店舗デザインを依頼する際には、以下の点に注意しながら、デザイン会社との打ち合わせを進めましょう。
予算の設定
店舗デザインにかける予算を明確に設定します。
デザイン会社との打ち合わせの際には、予算内でどのようなデザインが実現できるのか、具体的に相談しましょう。
デザインの要望
お店のイメージやコンセプト、ターゲット層など、デザインの要望を決めておきます。
具体的なイメージを伝えるための参考画像やスケッチがあると伝わりやすくなります。

信頼できるデザイン会社を選ぶ
店舗デザインはお店の顔となるものです。
デザイン会社の過去の実績や評判、デザイナーの経歴などを考慮しながら、比較検討しましょう。
店舗の平面図
現地調査の前に、物件の詳細な平面図があると効率的に打ち合わせを進めることができます。
これらを用意して、デザイン会社との打ち合わせに臨むことで、より具体的な話し合いができるでしょう。

オープンするまでの期間の目安とその流れ
飲食店の場合、「開業を決意してからオープン日を迎えるまで、だいたい1年はかかる」と言われています。
ただし、物件探しに苦戦する場合は、それ以上の時間がかかることも。
この1年という時間は、長く思われるかもしれませんが、ただ待つわけではなく、多くの準備が必要です。
市場調査や物件探し

店舗の立地は成功の鍵を握っています。
そのため、事前にしっかりとした市場調査や物件探しを行いましょう。
市場調査
店舗を開業するエリアの競合店舗の調査、顧客の属性やニーズの分析などを行い、1~2ヶ月をかけて計画を練ります。
物件探し
理想の物件を見つけるためには、複数の物件を実際に訪れて確認しましょう。
これには2~3ヶ月の期間を要することが多いです。
つまり、デザインの打ち合わせを始める前に、市場調査や物件探しなど3~5ヶ月がかかるということです。
打ち合わせから竣工まで

店舗のサイズやデザインの複雑さ、施工の内容にもよりますが、一般的な中規模の飲食店であれば、デザインの打ち合わせから施工完了まで、おおよそ3~6ヶ月が目安とされています。
- デザイン打ち合わせ:1~2ヶ月
- 詳細設計と施工準備:1ヶ月
- 施工期間:1~3ヶ月
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、具体的な期間はプロジェクトの内容やデザイン会社のスケジュールによって変動します。
飲食店であれば、並行して以下の工程も進めていきましょう。
- 商品調達やメニュー開発
- 開業の許認可や届出
- スタッフ採用と研修
- 広告・宣伝の準備
- 機材や備品の準備
- 最終チェックと試運転
店舗デザイン成功には信頼できる業者が不可欠
店舗デザインは、顧客の来店動機や滞在時間、リピート率に大きく影響します。
良い店舗デザイン会社を選ぶことで、魅力的な店舗空間を創り出すことができ、成功につながります。
LARGOではコンセプト設計からヒアリングを行い、ワンストップで内装デザイン、工事、アフターメンテナンスまでサポートいたします。
信頼できる業者かどうか見極めてから依頼したいという方も、お気軽にお問い合わせください。
株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を行っております。
新規開業、リニューアルをご検討中の方や、店舗のコンセプトにお悩みの方は、ご相談も受け付けておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。