店舗内装の知識

クリニック内装で気になる費用と工事のポイントを解説!

クリニック内装で気になる費用と工事のポイントを解説!

この記事を読んでいるあなたは、

 クリニックを開業するのでどんな内装にするか検討している

 クリニックを改装して競合と差別化したい

 病院をオープンする際に内装で気をつけるべきことを知りたい

上記のように考えているかもしれません。

 

新規開院、移転など、クリニックをオープンする際に頭を悩ませるのが内装デザインではないでしょうか。

患者様が安心できるのはもちろん、働くスタッフにとっても快適な空間であることが重要です。

クリニックの内装快適なクリニックは、導線設計や照明、色彩計画など、考慮すべきポイントが盛りだくさん。

費用を抑えたいけれど、どこを妥協していいのか分からず悩んでいる方もいるかもしれません。

この記事では、クリニックの内装デザインで押さえておきたいポイントを、費用や流れとあわせて徹底解説します。

店舗設計・内装デザインの株式会社LARGO(ラルゴ)

株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を承っております。
お気軽にご相談ください。

クリニックの内装デザインの費用

クリニックの内装デザイン費用は、設計の複雑さ、使用する素材、診療科目によって大きく異なります。

一般的には、クリニックの内装費用の相場は坪単価で計算され、標準的な内装工事の場合、坪単価は約40万円から70万円とされています。

豪華な内装や特殊な設備が必要な場合、この坪単価は100万円を超えることもあります。

内装費用の内訳は大きく分けて以下の3つの要素から成り立っています。

  1. 設計・デザイン費用
  2. 内装・設備施工費用
  3. 医療機器・備品購入費用

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 設計・デザイン費用

1. 設計・デザイン費用設計・デザイン費用は、クリニックの間取り、外観、内装のコンセプトや色彩を決定するために必要な費用です。

一般的には、内装費用総額の10%から15%程度が設計・デザイン費用に充てられます。

例えば、内装費用が1500万円の場合、設計・デザイン費用は150万円から225万円程度となります。

2. 内装・設備施工費用

2. 内装・設備施工費用内装・設備施工費用は、クリニックの空間を作り上げるために必要な費用です。

壁や床、天井などの仕上げ材、照明や空調設備の工事費、水道設備の設置費用などが含まれます。

この費用は、使用する材料や工事の規模によって異なりますが、内装費用総額の60%から80%が一般的な相場です。

例えば、内装費用が1500万円の場合、内装・設備施工費用は900万円から1200万円程度となります​。

3. 医療機器・備品購入費用

3. 医療機器・備品購入費用クリニックで使用する医療機器や家具、その他の備品を購入するための費用です。

この費用には、受付や待合室の家具、スタッフルームの収納家具などが含まれます。

診療科目や提供するサービス内容によって必要な機器や備品は異なりますが、一般的には内装費用総額の10%から20%を占めると言われています。

例えば、内装費用が1500万円の場合、医療機器・備品購入費用は150万円から300万円程度となります。

クリニックの内装デザインのポイント

クリニックの内装デザインは、患者様の安心感や信頼感に直結します。

内装のポイントは、清潔感、機能性、デザイン性をバランス良く取り入れることです。

また、診療科目や患者様の層に合わせた空間作りが大切になります。

患者様の快適さを最優先に考える

Kankoku Minyon Clinic
LARGO(ラルゴ)手掛けたクリニック「Kankoku Minyon Clinic」(東京・約23坪)の内装デザイン事例はコチラ

クリニックの内装は、患者様が居心地良く過ごせるか、大きな影響を与えます

待ち時間のストレスを軽減する広々とした待合室、温かみのある照明、リラックスできるBGMなど、細部まで配慮することで、患者様に安心感を提供できます。

快適な環境を提供することで、患者様との信頼関係を築き、通院しやすいクリニックを目指しましょう。

プライバシー保護を重視する

Kyodo Ayumi Dental Clinic
LARGO(ラルゴ)手掛けたクリニック「Kyodo Ayumi Dental Clinic」(東京・約28坪)の内装デザイン事例はコチラ

医療機関であるクリニックにとって、患者様のプライバシー保護は重要な課題の一つです。

診察室や待合室の設計段階から、プライバシーに配慮した内装作りが求められます

診察室は完全に個室にする、待合室は座席の間隔を広く取る、受付カウンターには仕切りを設けるなど、具体的な工夫を取り入れることで、患者様が安心して来院できる環境を整えられます。

法規制の確認と遵守

法規制の確認と遵守クリニックの内装デザイン工事には、いくつかの法規制があります。

建築基準法では、建物が地震に耐えられる構造であることが求められ、火災時の安全を確保するために防火壁や防火扉の設置が必要です。また、消火器や自動火災報知器の設置も義務付けられています。

医療法では、診療室の広さや設備の基準が定められており、例えば内科の診察室は最低10㎡の広さが必要です。さらに、適切な換気設備や清掃設備を設置することが求められます。

この他にも、消防法、バリアフリー法、労働安全衛生法などの規制もあり、これらを遵守することで患者様が安心して医療を受けられる空間を提供できるのです。

バリアフリーと曲線を取り入れたインテリア
クリニック開業のための内装デザインガイド この記事を読んでいるあなたは、  クリニックを開業予定で内装業者を探している  長年運営してきたクリニックの改装を検...

クリニック内装業者の選び方

クリニックは清潔感や安心感が求められるため、内装には特に気を配る必要があります。

ここでは、内装業者の選び方について解説します。

内装実績が豊富な業者を選ぶ

内装実績が豊富な業者を選ぶ実績豊富な業者を選ぶことで、理想のクリニック作りを実現できる可能性が高まります。

内装実績が豊富な業者は、これまで培ってきたノウハウや技術力があります。そのため、デザイン性・機能性・安全性など、あらゆる面で高品質な内装を提供することができるのです。

さらに、クリニック内装の実績もあれば、医療法に合わせた適切な設計や、動線計画、患者様のプライバシー保護など、安心して任せられるでしょう。

実績はホームページなどで確認しましょう。

打ち合わせとアフターフォローの対応

丁寧な打ち合わせとアフターフォロー丁寧な打ち合わせができる業者は、内装工事への不安や疑問をしっかりと解消し、信頼関係を築くことができます。

内装工事が完了した後も、クリニックの運営がスムーズに行えるよう、アフターフォローがしっかりしているかどうかも大切です。

アフターフォローの一環として、一定期間の保証を提供する業者もあります。

万が一問題が発生した場合でも、相談できる体制が整っているので安心して任せることができるでしょう。

複数の見積もりを比較する

複数の見積もりを比較するクリニックの内装費用は、広さや使用する素材によって大きく変わるため、複数の業者に見積もりを依頼し、内容を確認しましょう。

相場観が身につくだけでなく、詳細な内訳を見ることで、何が費用に影響するのかが見えてきます。

クリニックの各科目別内装デザイン

クリニックは、診療科目によって最適な内装デザインが異なるため、専門家の意見を取り入れながら、患者様が安心できる空間作りを目指しましょう。

内科・皮膚科・耳鼻科・眼科、歯科クリニックの内装デザイン

WITH DENTAL CLINIC Ginza
LARGO(ラルゴ)手掛けたクリニック「WITH DENTAL CLINIC Ginza」(東京・約35坪)の内装デザイン事例はコチラ

内科、皮膚科、耳鼻科、眼科、歯科といった診療科目は、幅広い年齢層の患者様が訪れるため、誰にとっても居心地の良い空間を目指しましょう

清潔感のある白やベージュを基調にしつつ、ポイントで暖色系の色を取り入れると、温かみのある雰囲気になります。

また、観葉植物を置くことでリラックス効果も期待できます。

さらに、待ち時間を快適に過ごせるよう、待合室には広々とした空間を確保し、雑誌や絵本などを置くことも大切です。

美容外科・美容皮膚科クリニックの内装デザイン

Kankoku Minyon Clinic
LARGO(ラルゴ)手掛けたクリニック「Kankoku Minyon Clinic」(東京・約23坪)の内装デザイン事例はコチラ

美容クリニックの内装デザインは、患者様の来院目的や年齢層、クリニックのコンセプトによって大きく異なります

アンチエイジングを専門とするクリニックであれば、高級感のある落ち着いた空間が求められます。

一方、プチ整形など比較的低価格な施術を提供するクリニックでは、明るく開放的な雰囲気の内装が好まれる傾向にあります。

また、カウンセリングルームは個室にするなど、プライバシーに配慮した設計も重要です。

産婦人科クリニックの内装デザイン

産婦人科クリニックの内装デザイン産婦人科クリニックは、女性のライフステージにおいて重要な施設です。

そのため、内装デザインは、安心感と信頼感を与えるとともに、女性の心を癒やす空間であることが求められます。

近年では、従来の病院らしい無機質なデザインではなく、ホテルのようなラグジュアリーな空間や、カフェのように明るく開放的な空間を提供するクリニックが増えています。

パステルピンクや暖色系の色使いで、優しく温かい雰囲気を演出したり、観葉植物やアロマを取り入れてリラックスできる空間を作ったりするなど、工夫を凝らしたデザインが人気です。

メディカルデザインの重要性

Liliana Dental Clinic GINZA
LARGO(ラルゴ)手掛けたクリニック「Liliana Dental Clinic GINZA」(東京・約23坪)の内装デザイン事例はコチラ

メディカルデザインとは、病院やクリニックなどの医療施設において、患者様の心理的な負担を軽減し、快適に過ごせる空間を作ることを目的としたデザインです。

具体的には、待合室に落ち着いた色合いのインテリアを取り入れたり、診察室に自然光を取り入れて開放的な空間を作ったりするなど、様々な工夫が凝らされています。

医療従事者にとっても、働きやすい環境作りの面で、メディカルデザインは重要な役割を担っています。

医療施設の質を向上させる上で、欠かせない要素と言えるでしょう。

クリニック内装のポイントは清潔感だけではない

クリニック内装のポイントは清潔感だけではないクリニックの内装デザインは、清潔感を重視するだけではなく、動線計画や患者様の心理面も考慮しつつ、機能性と快適さを兼ね備えた空間であることが求められます。

また、様々な法規制も絡んでくるため、内装業者を選ぶ際には密なコミュニケーションと何でも相談できる信頼関係がポイントです。

工事が完了した後のフォロー体制も安心して任せられる要素のひとつになります。

 

LARGO(ラルゴ)はこれまでクリニックや店舗デザインで培ってきたノウハウを活かした内装デザインをご提案します。

「他院と差別化したクリニックを開業したい」「患者様に信頼していただけるクリニックにしたい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。

ABOUT ME
辰巳 亮

株式会社LARGO代表。東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなど店舗の空間デザインを行うデザインスタジオ。ジャンルを問わず様々な分野の空間をプロデュースしています。

店舗の空間デザイン・内装ならLARGOにお任せください

株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を行っております。

新規開業、リニューアルをご検討中の方や、店舗のコンセプトにお悩みの方は、ご相談も受け付けておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。