株式会社LARGO代表。東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなど店舗の空間デザインを行うデザインスタジオ。ジャンルを問わず様々な分野の空間をプロデュースしています。
この記事を読んでいるあなたは、
飲食店の開業に必要な内装工事の手順が知りたい
アパレルの店舗をリニューアルしたい
ヘアサロンの開業を検討しているので内装のことが知りたい
上記のように考えているかもしれません。
美容室や飲食店、クリニック、ショップまで、魅力的な空間づくりが店舗の集客力を左右します。
この記事では、開業前に知っておきたい店舗内装工事の流れと、賢い業者の選び方、内装工事で抑えるべきポイントを徹底解説します。
店舗設計・内装デザインの株式会社LARGO(ラルゴ)
店舗内装工事とは?
店舗内装工事とは、開業するために必要な構造やデザインを設計し、ビジネスの顔となる店舗を創り上げるための工事です。
具体的には壁紙や床の張り替え、照明の設置、什器の配置といった作業を含みます。
その店が提供する商品やサービスを表現し、顧客に快適な空間を提供するために欠かせない要素です。
店舗内装工事の重要性
良い店舗設計は、お客様に対して商品やサービスの魅力を直感的に伝える効果があり、顧客を惹きつける要素となります。
また、作業効率アップや従業員の士気の向上にもつながります。
清潔感のある環境では飲食店の顧客満足度が高まりますし、快適なオフィス空間では従業員のパフォーマンスが上がることでしょう。
内装デザインを通じて店舗の個性を表現することで、ブランディング効果も期待できます。
さらに、安全性の確保や法規制への適合など、法的な要件を満たすための工事も重要です。
そのため、店舗内装工事には特に注意を払い、質の高い空間づくりが求められています。
店舗内装工事の種類と特徴
店舗の規模や業態に合わせて、様々な種類の工事が必要です。
ここでは、主要な内装工事の種類やそれぞれの特徴についてみていきましょう。
- 軽鉄工事
- ボード工事
- クロス工事
- 塗装工事
- 設備工事
軽鉄工事
軽鉄工事は、店舗内の間仕切りや天井裏の土台となる軽量鉄骨の組み立てを行う工事です。
この工事は、空間を効率的に区分けし、店舗の基本的な構造を作る上で欠かせません。
壁材や天井材を支えるフレームの設置としても用いられ、耐震性や耐久性にも関わる工事です。
また、軽量であるため、施工が比較的簡単で、工期の短縮やコスト削減にも効果的です。
さらに、変更や撤去も簡単なため、将来のリニューアル時にも柔軟な対応が可能になります。
ボード工事
ボード工事は、壁や天井、カウンターなどに使用される石膏ボードや木材ボードを取り付ける作業のことを指します。
この工事により、空間の外観だけでなく断熱性や防音性の向上にもつながります。
設計に応じて異なる形状のボードを使い分けることで、機能性とデザイン性を実現することが可能です。
また、ボードの上には塗装やクロスが施されるため、仕上げの美しさにも影響します。
クロス工事
店舗の壁面や天井には、美観と機能性を兼ね備えたクロス(壁紙)が使用されます。
クロス工事は、範囲が広く店舗の印象を大きく左右するため、デザインや質感の選定には特に注意が必要です。
耐久性やメンテナンス性、さらには防音や防火などの機能も考慮しましょう。
クロスの貼り替えは、店舗のイメージを変えたい場合などでも比較的簡単に施工できるため、定期的なリニューアル時のコストパフォーマンスも良い選択と言えるでしょう。
塗装工事
塗装工事は、店舗のイメージを大きく決める要素の一つであり、色彩によって顧客の印象を変えることができます。
適切な色選びと、丁寧な施工が必要です。
耐水性や耐汚染性、さらには抗菌性など、塗料には様々な機能がありますので、店舗の用途やブランドイメージに合わせて選択しましょう。
塗り替えによるメンテナンスも比較的簡単なので、経年による劣化や傷みを修復しやすいのも魅力です。
設備工事
設備工事は電気、水道、空調などの店舗運営に必要な設備を取り付けるための工事です。
これらは店舗の機能を維持し、快適な環境を提供する上で必要不可欠です。
また、最近ではエコ技術を取り入れた省エネ設備の導入が増えています。
初期投資としてのコストは必要ですが、長期的に見て経費削減につながります。
設備の選択と配置計画には技術的な知識が求められるため、専門の業者と十分な打ち合わせを行いましょう。
店舗設計、内装デザイン、工事はLARGO(ラルゴ)にお任せください
新規開業を決めても、「どんな内装にしたら良いか分からない」「コンセプトに悩んでいる」「予算についてじっくり相談したい」という方は少なくありません。
LARGO(ラルゴ)は店舗の内装デザイン実績が豊富にあり、あらゆるお悩みに合わせたご提案が可能です。
どのような思いで事業を行い、どんな顧客に愛されていきたいのか、そのサービスを通じて世の中にどんな新しい価値を提供していきたいのか、その結果どのような内装のデザインを実現させたいのか。じっくりとお聞かせください。
あなたの理想を現実にしましょう。
店舗内装工事の依頼先の種類
実際に工事を発注する際にはどういった種類の業者が存在するのか、どこに依頼をするとよいのか、迷われる方も多いと思います。
店舗内装工事を請け負う依頼先には、主に「内装業者」「デザイン設計会社」「工務店」という三つのタイプがあります。
依頼先によって提供されるサービスや対応範囲、料金体系も異なるため、自分の目指す店舗のコンセプトや予算に合った業者を選びましょう。
内装業者
内装業者は、デザインから設計、施工までを一貫して行うことができる業者です。
店舗の内装に特化していて、細部の仕上がり、素材の質感にこだわりたい場合や、コストパフォーマンスを重視する場合など、幅広いニーズに応じてサービスを提供することが可能です。
また、依頼している店舗の業態やスタイルに合わせた専門的な提案をしてもらうことができます。
デザイン設計会社
デザイン設計会社は、内装のデザインや設計に特化した業者です。
美しいデザインや独自性のある店舗作りを得意とし、特にこだわりの強い店舗には最適です。
ただし、施工は別の業者に依頼する必要があるため、総費用が高くなることが多いです。
デザイン設計会社を選ぶ際には、ポートフォリオを確認し、自分のイメージに合ったデザインが得意な会社を選びましょう。
工務店
工務店は、主に住宅やリフォームを手がける業者ですが、店舗の内装工事にも対応しています。
費用を抑えつつ、ある程度のデザイン性も求めたい場合に適しています。
主に地域密着型の業者が多く、地域に根差して長年営業している工務店であれば、信頼性やアフターサービスの面でも安心することができるでしょう。
工務店を選ぶ際には、店舗内装の実績が豊富なところを選ぶことがポイントです。
店舗内装工事の流れと期間
内装工事をスムーズに進めるためには、具体的な流れを把握し、それぞれのフェーズで必要な時間と作業内容について正しく理解することが大切です。
ここからは、計画の初期段階から工事完了までの一連のプロセスに焦点を当て、期間や各段階での注意点を具体的に解説します。
- 計画とデザイン
- 見積もりと契約
- 施工と監理
- 引き渡しとアフターフォロー
①計画とデザイン(期間の目安:1〜2ヶ月)
まず、コンセプト設計から始めます。これにはターゲット顧客、ブランドイメージ、サービス内容などが反映されることになります。
次に、具体的なデザインを決定しますが、機能性とデザイン性のバランスを考え、顧客が快適に過ごせる空間作りを心がけなければなりません。
さらに、予算とデザインの妥協点を見つけながら、内装デザイナーや建築士と相談を進めていきます。
この段階で、作業のスケジュールも決定され、工事の期間とコストが大まかに見えてきます。
②見積もりと契約(期間の目安:1〜2ヶ月)
適正な見積もりを得るためには、複数の業者に依頼して比較検討すると良いでしょう。
見積もりが出揃った後は、費用や工期、使用材料の質などを総合的に考慮し、最終的な業者選定を行います。
契約を結ぶ際には、細かい仕様や変更に関する規約、延期時のペナルティなどもしっかりと確認し、双方の納得の上で契約書に署名しましょう。
③施工と監理(期間の目安:2〜3ヶ月)
施工が始まると、工事の監理が重要になります。これは、計画通りに工事が進んでいるか、質の高い仕上がりができているかを確認するためです。
施工監理者は、日常的に現場の安全を確保し、品質チェックを行い、必要に応じて業者と調整を行います。
計画どおりに進まないこともしばしばありますが、それに柔軟に対応することで、問題を解決しながら進めていきます。
施工の進行状況によっては、工期の延長や短縮が起きる場合もありますので、その都度、業者とのコミュニケーションをとってスケジュールを把握するようにしましょう。
④引き渡しとアフターフォロー(期間の目安:1ヶ月)
完成した店舗の引き渡し前には、実際に使うことを想定してチェックしながら、細部にわたる最終確認が行われます。
引き渡し後には、保証期間やアフターフォローに関する説明も受けることになります。
そのため、将来的なメンテナンスや修理に関しての取り決めもこの時に確認しましょう。
内装工事業者の選び方と注意点
業者を選ぶ際には慎重な判断が必要で、いくつかポイントがあります。
経験豊富かつ信頼性のある業者であること、また、予算内に収まる見積もりと適切な契約内容かどうかを確認することも大切です。
実績と信頼性の確認
過去に手掛けた工事の写真や、実際に工事を行った店舗を訪問してみることで実績を確認することができます。
また、口コミや評判も参考にして、信頼性の高さを確認しましょう。
施工例の数や多様性、アフターサービスの有無も確認しておけば後々の不安を軽減できます。
アフターサービスの重要性
内装工事が完了した後も、問題が生じる可能性があります。
そうした時、迅速かつ丁寧な対応をしてくれるアフターサービスは重要です。
業者選びの際は、工事後の保証内容やアフターサービスの詳細を確認するようにしましょう。
アフターサービスの質が高ければ、その業者と長く良好な関係を築くことができるはずです。
見積もりと契約の注意点
内装工事を依頼する際は、見積もりの総額だけではなく、詳細まで確認するようにしましょう。
見積もりには、工事の内容や材料の種類、工事期間、費用の内訳などが明記されています。
また、最終的な契約を行う前には、契約書のすべての項目を理解し、不明点があれば質問し解消しておきましょう。
特に、追加料金の発生条件やキャンセルポリシーなど、トラブルに繋がりやすい部分には注意が必要です。
店舗内装工事の費用とコストダウンのポイント
内装工事の費用は、使用する素材や施工の質、依頼する業者によって大きく異なります。
美容室・ヘアサロンの内装工事の費用相場
美容室やヘアサロンの内装工事には、オシャレで快適な空間作りが必要です。
費用相場は、店舗の規模やデザインの複雑さによっても異なりますが、新築物件やスケルトンだった場合、坪単価で30~50万円程度が相場とされています。
素材の選択や設備の充実度によっても大きく変わりますので、コストパフォーマンスに優れた内装計画が求められます。
ここでコストダウンを図るためには、無駄な装飾を削減し、多用途に使える設備投資を心がけることなどが挙げられます。
飲食店・レストランの内装工事の費用相場
飲食店やレストランの内装には、顧客を惹きつけ、リピートしなくなるような魅力的なデザインが不可欠です。
そのため、費用もかなり変動する項目ですが、一般的な相場としては、坪単価40〜60万円程度が相場と言われています。
これには厨房など、特殊な設備が含まれることもあります。
病院・クリニックの内装工事の費用相場
病院やクリニックでは、患者さんへの配慮が必要です。
そのため清潔感と機能性、安心感を与えるデザインが求められ、これが費用に反映されることになります。
費用相場は、細かい設備や機能を取り入れるほどに上がりますが、坪単価でおおよそ30〜50万円と考えられます。
中でも医療機器の導入には高額な投資が必要ですが、患者さんの満足度や業務効率を考えると避けられません。
事務所・オフィスの内装工事の費用相場
事務所やオフィスの内装工事で重視されるのは、効率的なレイアウトと作業環境の整備です。
費用相場は、機能性と利便性をどの程度追求するかによって変動し、一般的には坪単価10〜30万円程度かかると考えられます。
この内装工事においては、家具や照明などの選定も重要で、これによって業務効率にも影響を与えます。
コストダウンのポイント: 見積もりの比較と優先度の整理
内装工事にかかる費用をできるだけ抑えるには、まず複数の業者から見積もりを取り比較検討しましょう。
価格だけでなく、提案内容やアフターサービスの質も確認して、選ぶ必要があります。
さらに、業者との積極的な交渉もコストダウンにつながるでしょう。
その際には、節約したいポイントや譲れない部分をはっきりさせ、業者に伝えることが大切です。
また、共同購入やリースを利用することで初期投資を抑えるなどの方法も有効な戦略と言えるでしょう。
集客・売上・顧客満足度アップも期待できる店舗内装工事
店舗内装工事は、集客力アップ、売上向上、顧客満足度に繋がる重要な投資です。
美容室や店舗のコンセプトやターゲット層に合わせた、居心地の良い空間づくりは、ブランディング効果も期待できます。
しかし、店舗内装工事は専門的な知識や技術が必要となるため、経験豊富な業者を選ぶことが重要です。
当社は、美容室や店舗の内装デザインに特化した豊富な実績とノウハウを持っています。
お客様のご希望を丁寧にヒアリングし、最適な内装デザインをご提案いたします。
店舗内装工事でお困りの方は、ぜひ当社にご相談ください。
株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を行っております。
新規開業、リニューアルをご検討中の方や、店舗のコンセプトにお悩みの方は、ご相談も受け付けておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。