株式会社LARGO代表。東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなど店舗の空間デザインを行うデザインスタジオ。ジャンルを問わず様々な分野の空間をプロデュースしています。
この記事を読んでいるあなたは、
美容室のリピート客を増やしたい
お客様もスタッフも快適だと感じる店舗を作りたい
美容室の店舗設計で気をつけるべきことを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
集客アップに欠かせない要素、それは「店舗設計」です。
立地や内装、そしてターゲット顧客のニーズに合わせた店舗設計は、顧客満足度を左右するだけでなく、長く愛される美容室を作るための要素と言えるでしょう。
この記事では、顧客を惹きつけ、リピートに繋げるための店舗設計のポイントを解説します。
集客に悩むオーナー必見の内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
店舗設計・内装デザインの株式会社LARGO(ラルゴ)
美容室の店舗設計の費用相場
美容室を開業する際、内装費用は開業資金の中でも大きな割合を占めます。一体いくらかかるのか、気になりますよね。
美容室の店舗設計と工事費用は、規模や内装デザインによって大きく変動しますが、一般的な6坪〜8坪のお店で150万円〜500万円が相場です。
居抜き物件なら100万円〜300万円ほどに抑えられる場合もあります。
居抜きの場合に注意したい「造作譲渡金」
造作譲渡金とは、前のテナントが残した内装や設備をそのまま使用させてもらう場合に支払う費用のことです。
例えば、シャンプー台や鏡台、照明器具などが挙げられます。
造作譲渡金は必ず発生するわけではなく、金額もケースバイケースですが、居抜き物件の場合には、造作譲渡金が発生する可能性が高いと言えるでしょう。
内装工事費用を抑えたい方は、造作譲渡金について事前に確認するようにしましょう!
設備導入費用の考え方
美容室の店舗設計を考える際、避けて通れないのが設備導入費用です。
施術用のシャンプー台やカットチェア、待合室のソファなど、お客様に快適な時間を過ごしていただくためには、質の良い設備が必要です。
一方で、開業資金には限りがあるため、予算内で理想の空間を実現することが重要になります。
例えば、最新型のシャンプー台は機能性に優れていますが、価格が高額になりがちです。
予算を抑えたい場合は、機能がシンプルでコストパフォーマンスに優れた製品を選ぶ、あるいは中古品を検討するのも一つの方法です。
重要なのは、初期費用を抑えることだけではありません。ランニングコストや将来的なメンテナンス費用も考慮し、長期的な視点で選びましょう。
店舗設計で選ばれる美容室をつくる方法
美容室の内装デザインは、来店するお客様に大きな影響を与えます。第一印象を良くし、また来たいと思われる店舗を目指しましょう。
美容室のコンセプトに合った内装デザイン
選ばれる美容室になるためには、まず美容室のコンセプトを明確にし、そのコンセプトに合った内装デザインを作り上げましょう。
高級感を演出したい場合は、シックな色使いや高級感ある素材を使用します。
一方、カジュアルで親しみやすい雰囲気を目指す場合は、明るい色調や柔らかい素材を取り入れると良いでしょう。
家具や設備もコンセプトに合わせて選びます。
個性を引き出す美容室のコンセプト
「コンセプトに合った内装デザイン」と言っても、そもそもコンセプトはどうやって決めたらいいのか、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
コンセプトを決めるためには、ターゲットとなるお客様を明確にすることから始めます。
おしゃれに敏感な若者向け、落ち着いたシニア層向け、高級志向のミドル層向けなど、様々なお客様層が存在します。
ターゲットのお客様層を明確にしたら、サロンの強みや特徴を見つけ出します。他店との差別化ポイントを洗い出すと、それがコンセプトとして生かされるでしょう。
次に、コンセプトを視覚的に表現する方法を考えます。
例えば、テーマカラーやデザインテイスト、特定の装飾品を用いることで、お客様にコンセプトを伝えやすくなります。
店内のインテリアも一貫したテーマで揃えることで、個性的な店舗が完成するのです。
居心地の良さは照明でコントロールする
美容室では、明るさの加減や色温度を調整することで、リラックスできる空間を作り出すことが可能です。
照明計画をしっかり立てることで、一歩店内に足を踏み入れた瞬間からお客様に心地よい印象を与えることができます。
デザインや色だけでなく、照明の配置や種類にもこだわることで、より効果的に雰囲気を演出できるでしょう。
美容室の照明の種類
美容室には多様な照明が求められます。
寒色系の照明は清潔感を強調し、暖色系の照明は温かみを与えます。昼間は寒色系の照明をメインに、夕方以降は暖色系に切り替えることで、時間帯に応じた雰囲気を演出できます。
また、作業スペースと待合スペースでは異なる照明が良いでしょう。作業スペースでは、高い演色性と明るさが必要不可欠です。施術中に髪の色や質感を正確に確認できるように、自然光に近いLEDライトを使うと良いでしょう。
一方で、待合スペースはリラックスできる環境を作ることが重要です。 スポットライトや間接照明を活用し、柔らかな光を使うことでお客様をリラックスさせます。
インテリアの面では、ペンダントライトやシャンデリアなどのデザインにこだわることで、店内全体の雰囲気を格上げできます。
おしゃれな照明器具を取り入れることで、デザイン性が高まり、一層魅力的な空間になるのです。
効率的な動線計画
美容室における動線とは、スタッフや顧客が店舗内をどのように移動するかを指します。
効率的な動線計画がなされていると、待ち時間の短縮やスムーズな施術提供につながっていきます。それにより、顧客のストレスが軽減され、顧客満足ののアップにつながるのです。
効率的な動線計画は、スタッフと顧客の移動経路をできるだけ簡潔にすることが重要です。
また、各作業ゾーンを合理的に配置し、カット、カラー、シャンプーなどのサービスごとに専用のエリアを設け、それぞれがアクセスしやすい位置にあることが理想的です。
スタッフと顧客の動線を分けるメリット
スタッフと顧客の動線を分けることで、顧客との動きの重なりがなくなるため、スタッフがスムーズに動けるようになります。
また、顧客はスタッフの動きを気にすることなく、リラックスして過ごすことができるのです。
このように、動線計画の工夫によって、全体のサービス品質の向上につながります。
店舗設計したら美容室のPRやリピートを促す仕掛けづくりも
動画コンテンツを活用した集客方法
動画コンテンツは、美容室の集客に大きな効果を発揮します。
お店の雰囲気を伝える店内ツアー動画や、施術の様子を公開する動画は、顧客の不安を解消し、来店意欲を高めるのに効果的です。
さらに、スタイリング方法を紹介する動画や、ヘアケアに関する豆知識を紹介する動画は、顧客の関心を集め、リピーター獲得に繋がるでしょう。
YouTubeやTikTok、InstagramなどSNSや動画プラットフォームを効果的に活用することで、より多くの潜在顧客にアプローチできます。
動画制作はスマートフォンで撮影するだけでも十分効果が期待できるので、動画コンテンツを取り入れてみましょう。
リピーターを増やす仕掛けづくり
おしゃれな店舗設計は、美容室経営において顧客満足度につながる要素ですが、居心地の良さだけでなく、再来店を促す仕掛けづくりがリピーター獲得の鍵となります。
例えば、顧客管理システムを導入し、前回の施術内容や来店周期を記録しておけば、パーソナルな提案が可能になります。
また、店内のWi-Fi環境を整えたり、充電スポットを設置するなど、お客様の利便性を高めることも大切です。
さらに、オンライン予約システムを導入すれば、24時間いつでも予約を受け付けることができ、お客様の利便性向上と同時に、お店のオペレーションの効率化にも繋がります。
理想の店舗設計が出来たからといって満足せずに、店舗のPRや来店を促す仕組みづくりを積極的に考えていきましょう。
美容室の店舗設計は見た目を良くするだけでなく顧客満足度に関わる
美容室の店舗設計は、一見するとおしゃれな空間を作るだけだと思われがちですが、顧客がどれだけ心地よく過ごせるかに大きな影響を与えます。
内装のデザインテイストだけではなく、レイアウトや照明計画もその一因です。
居心地の良い美容室は、顧客満足度が高まります。その結果、リピート率の向上にもつながるため、美容室経営にとって効果的なマーケティング戦略の1つとも言えるかもしれません。
LARGO(ラルゴ)は、美容室の店舗設計の実績が豊富な内装デザイン・施工の会社です。
ターゲット層にマッチした店舗設計や、顧客満足度の高い美容室づくりを目指している方は、一度ご相談ください。
株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を行っております。
新規開業、リニューアルをご検討中の方や、店舗のコンセプトにお悩みの方は、ご相談も受け付けておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。