店舗内装の知識

【ライバルと差別化】空間デザインで店舗をおしゃれにみせる方法

空間デザインで店舗の価値を上げる!差別化のためのテクニック

この記事を読んでいるあなたは、

 店舗の空間デザインについて詳しく知りたい

 空間デザインが店舗の集客や売上に与える影響が気になる

 店舗のコンセプト設計と空間デザインの関係性に興味がある

上記のように考えているかもしれません。

美容室や飲食店、アパレル店舗やフィットネスジムなど、どんな業種・業態でも店舗の空間デザインはお店の売り上げに大きな影響があることをご存知でしょうか。

レイアウトや内装デザインをターゲットに合わせるだけでなく、スタッフの移動がしやすい動線や心地よい雰囲気づくりを意識することで『ファンが生まれる』お店が実現可能です。

店舗設計・内装デザインの株式会社LARGO(ラルゴ)

株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を承っております。
お気軽にご相談ください。

空間デザインで店舗の新たな価値を生み出す

来店したお客様に良い印象を与えることは、顧客満足を高めるために重要な要素です。

優れた空間デザインは、お客様を満足させ、再度利用したり追加の商品を購入したくなるような、効果的な販促活動が可能となります。

居心地の良い内装デザインはもちろん、アイテムだけでなく、配置や席の広さ、クロスの素材や色彩など、利用者が満足するために必要な空間をデザインしましょう。

ここでは、店舗設計における空間デザインの効果についてご紹介します。

空間デザインの役割と効果

飲食店の場合、心地よい内装のお店は「もっといたい」と感じ、もう1品追加注文したり、「またあの空間に行きたい」と思って再訪することがあります。

店舗の空間デザインは、リピート率や追加注文率に大きな影響を与えます。

空間デザインの役割と効果
LARGO(ラルゴ)手掛けた飲食店「SUSHI KOSHIKAWA」(東京・約20坪)の内装デザイン事例はコチラ

しかし、空間デザインが常に「心地よさ」を追求するわけではありません。

ラーメン店やファーストフード店では、滞在時間が長くなりすぎると回転率が低下するためです。

業態やコンセプトによっては、「心地よさ」と「回転率」のバランスを取る方法も異なります。

バーやサロンなどでは、滞在時間を優先した心地よさを追求する一方で、ラーメン店やファーストフード店では回転率にも配慮した空間づくりが必要になります。

空間デザインの役割と効果

LARGO(ラルゴ)手掛けたカフェ「W/O STAND KoENJI」(東京・約8坪)の内装デザイン事例はコチラ

店舗の空間デザインについて

空間デザインとは何か。建築デザインやインテリアデザインと異なる点についてわかりやすく説明します。

「デザイン」には多くの種類があり、中でも「空間デザイン」は現代において重要性を持っています。

このデザインは、室内や屋外を問わず、さまざまな場所に適用されます。

商業施設、飲食店、アパレル店、美術館、イベントブース、住宅、庭園など、幅広い範囲で取り入れられているのです。

店舗の空間デザインについて

空間デザインの魅力は、そこで過ごす人たちが特定の効果や利点を感じられることにあります。

たとえば、リラックス感を持つオフィスデザインは、社員の創造性を高める効果が期待できます。

また、開放的な空間は、人々のコミュニケーションを活発にするでしょう。

空間デザインの役割は、その場所を使用する人々の心理を深く理解し、そのニーズに応じた最良のデザインを提供することにあります。

空間デザインと店舗設計の相互関係

店舗設計の中心には、訪れる顧客がどのような経験をするかという「体験」があります。

その体験を形作るのが「空間デザイン」です。

空間デザインと店舗設計は切り離せない関係にあり、一方が欠けると最適な結果は得られません。

ここでは、その相互関係について掘り下げてみましょう。

空間デザインの役割

空間デザインは、店舗内の各エリアの機能性や雰囲気を決める要因の一つです。

例えば、照明や色の選択、家具の配置、空間の区切り方など、すべてが顧客の体験に直結しています。

良い空間デザインは、訪れた客に心地よさや安らぎ、または刺激や驚きを与えることができます。

空間デザインの役割

LARGO(ラルゴ)手掛けたフィットネスジム「LYFT GYM」(東京・約120坪)の内装デザイン事例はコチラ

店舗設計の中の空間デザイン

店舗設計において、空間デザインは店舗の「顔」とも言える部分です。

店舗設計全体の流れや、顧客の動線、商品の配置などと連動し、一貫した体験を提供するための大切な要素となります。

空間デザインと店舗設計における相互関係の重要性

空間デザインと店舗設計がうまく連携することで、店舗はただの販売場所から、特定の価値や体験を提供する「場」へと昇華します。

空間デザインと店舗設計における相互関係の重要性

LARGO(ラルゴ)手掛けたアパレル店舗「room306 CONTEMPORARY」(東京・約67坪)の内装デザイン事例はコチラ

反対に、この2つがうまく噛み合わない場合、不自然な空間や使いにくい店舗となり、顧客の足が遠のく原因となり得ます。

空間デザインと店舗設計は、どちらも店舗の成功にとって欠かせない要素です。

二つの関係性を理解し、最適なバランスで取り入れることが、成功する店舗作りの鍵となります。

店舗の空間デザイン成功の鍵は「コンセプトの力」

店舗の空間デザインにおいて、ただ美しいだけのデザインや流行を取り入れるだけではなく、しっかりとした「コンセプト」を持ってデザインを行うことが非常に重要です。

ここでは、そのコンセプトの力とは何か、そしてどのように活用すれば良いのかについて考察してみましょう。

コンセプトに沿ったお店づくりの方法

店舗のコンセプトとは、そのお店が提供する価値や特色、ブランドの個性を表現する基本的なアイディアやテーマのことを指します。

コンセプトに沿った店づくりを行うためには、以下のステップが考えられます。

  1. ターゲットを明確にする:どのような客層をターゲットとするのかを明確にします。
  2. 店舗の特色や強みを洗い出す:他の店舗と差別化できる点や、提供する価値を明確にします。
  3. それらを具体的なデザインやレイアウトに落とし込む:コンセプトを反映させた具体的なデザインを検討します。

なぜコンセプトが空間デザインにおいて重要なのか

なぜコンセプトが空間デザインにおいて重要なのか

LARGO(ラルゴ)手掛けた店舗「LINARI」(東京・約14坪)の内装デザイン事例はコチラ

コンセプトは、店舗の「個性」や「ブランド」を形成する土台となります。

強固なコンセプトがあれば、それに従って一貫したデザインを行うことができ、結果として顧客に印象的な体験を提供することができます。

また、明確なコンセプトを持つことで、スタッフもお店の方向性や価値観を理解しやすくなり、結果としてより良いサービスや接客が可能となります。

要点まとめ

コンセプトを持ち、それに基づいて店舗の空間デザインを行うことで、単なる店舗ではなく「ブランド」としての価値を高めることができるのです。

成功する店舗の空間デザインを作るには、知識と経験が必要です。

LARGOはこれまで数多くの店舗の空間デザインを設計してきました。

施工事例をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

空間デザインを構成する要素とその効果

店舗の空間デザインを構成する要素について考えてみましょう。

店舗内のゾーニングや天井、壁、床などの素材に注目しポイントを整理します。

ゾーニングで効果的な空間分割を行う

ゾーニングとは、空間をいくつかのゾーンに分け、それぞれのゾーンに特定の機能や目的を持たせることを言います。

例えば、カフェではカウンターゾーン、テーブルゾーン、リラックスゾーンなどに分けることが考えられます。

これにより、顧客が直感的に空間を理解し、快適に過ごすことができるのです。

ゾーニングで効果的な空間分割を行う ゾーニングで効果的な空間分割を行う

LARGO(ラルゴ)手掛けた店舗「Asics FUKAYA-HANAZONO PREMIUM OUTLETS」(埼玉・約84坪)の内装デザイン事例はコチラ

照明は空間を引き立てる役割

照明は、空間デザインの中で非常に重要な役割を果たします。

明るい照明は活気を感じさせ、暗めの照明は落ち着いた雰囲気を生み出します。

また、特定の場所や商品を強調するスポット照明や、壁面を照らすアップライトなど、照明の方法によっても空間の印象は大きく変わります

照明は空間を引き立てる役割 照明は空間を引き立てる役割

LARGO(ラルゴ)手掛けた店舗「KYOTO KIMONO ICHIBA Ginza」(東京・約51坪)の内装デザイン事例はコチラ

色と素材の選び方

色や素材の選び方も、空間デザインの大きな要素として考慮すべきです。

色にはそれぞれ心理的な効果があり、赤は活力を感じさせ、青は落ち着きをもたらすなど、選んだ色によって空間の雰囲気はガラリと変わります

また、素材選びも同様に重要で、木材は温かみを、ガラスや鉄はモダンさを感じさせる効果があります。

色と素材の選び方 色と素材の選び方

LARGO(ラルゴ)手掛けたピラティススタジオ「BDC PILATES Futakotamagawa」(東京・約42坪)の内装デザイン事例はコチラ

空間デザインの要素はこれだけにとどまりませんが、上記の要素を理解し活用することで、機能的かつ心地よい空間を創り出すことができるでしょう。

空間デザインと他のデザイン分野との関係性

ここでは、空間デザインと似ている言葉について説明します。

空間デザインとインテリアデザインの違い

空間デザインとインテリアデザインの違いまず、インテリアデザインです。

一般的には空間デザインと混同されやすく、同じように扱われることもありますが、実は大きな違いが存在します。

インテリアデザインは、主に住環境や店舗内装といった室内のデザインを指します。

一般的に想像しやすいのはマンションや住宅展示場などのモデルルームではないでしょうか。

インテリアデザインには、家具や雑貨に関する知識だけでなく、色や素材、コンセプトなど、総合的な判断が取り入れられています。

空間デザインとの大きな違いは、デザインを手掛ける場所です。

空間デザインは室内や屋外を問わずデザインしますが、インテリアデザインは「インテリア=内装」なので、基本的に室内に限定されています。

空間デザインと建築デザインの違い

空間デザインと建築デザインの違い建築デザインとは、建物の外観や空間に対してのデザインを表します。

空間デザインとの大きな違いは、建物自体のデザインを行うことです。

たとえば、建物を箱と考えると、建築デザインは箱そのもののデザインに集中するのに対し、空間デザインは箱の内部や外部の空間をデザインします

おしゃれな建物から実用的な建物まで、建築デザインには様々な建物が存在するのも面白いポイントです。

空間デザインと環境デザインの違い

空間デザインと環境デザインの違い

環境デザインは、人々が日常的に利用する空間や環境をより機能的で、心地よく、そして魅力的にするためのものです。

そのため、人々の行動や感じること、考えることを深く理解し、それを基に設計を行う必要があります。

環境デザインは単に美しいデザインを作るだけでなく、人々の生活の質を向上させる役割も果たしています。

それぞれデザイン領域の役割は異なる

空間デザインは日常のあらゆる場所で使われています。

独創的なデザインもありますので、空間デザイナーの考えを読み取ってみるのもおすすめです

LARGOは、空間デザインの知識を店舗デザインに反映させることを得意とする内装デザイン会社です。

ご要望に合った空間デザイン設計を行いますので、何かお困りの際はお気軽にご相談ください。

空間デザインの落とし穴

空間デザインの落とし穴

店舗スタッフが動きやすい動線設計やエリアのゾーニングは、空間デザインの一部ですが、デザインという名前のために見落とされがちです。

店内ではお客様は他のお客様ではなく、スタッフに注目しています。

そのため、スタッフの動きが見えづらい、見えすぎる、または不自然な動線になってしまうと、店内での滞在の居心地に影響を与えます。

ゾーニングや動線設計は、店舗開業後に変更することが難しいものです。

ですから、客席だけでなく、店内全体を常に俯瞰しながら内装や空間デザインを考えていく必要があります。

お店の空間デザインでよくあるミスとその対策

よくあるミス1:顧客の動線を考慮しない

多くの店舗が、商品の配置やディスプレイに力を入れるあまり、顧客の動線を考慮しないまま設計してしまいます。

対策

顧客が店舗に入った瞬間の動きや、どのような順序で商品を見るのかを予測し、それに合わせたレイアウトを考えることが重要です。

よくあるミス2:照明の調整不足

店舗内の明るさや色味は、商品の見え方や店舗の雰囲気に大きく影響します。適切でない照明は、商品の魅力を半減させることがあります。

対策

商品の特性や店舗のコンセプトに合わせて、適切な照明を選び、配置することが求められます。

よくあるミス3:過剰なデコレーション

デコレーションや装飾は、店舗の雰囲気を盛り上げる要素ですが、過剰になると圧迫感を与えてしまいます。

対策

シンプルかつ効果的なデコレーションを心掛け、顧客の視線を適切に導くことが大切です。

成功する店舗の空間デザイン チェックポイント

店舗の空間デザインは、その店舗の柱とも言える重要な要素です。

ミスを避け、成功のためのポイントをしっかりと押さえることで、多くの顧客を引きつける魅力的な店舗を作ることができます

1. 顧客の視点を忘れずに

成功する店舗の空間デザインは、常に顧客の視点を最優先に考えます。

店舗の入り口から出口までの流れ、商品の配置、休憩スペースなど、すべて顧客の利便性を考慮する必要があります。

1. 顧客の視点を忘れずに

LARGO(ラルゴ)手掛けたアパレル店舗「#Re:room」(東京・約17坪)の内装デザイン事例はコチラ

2. 独自性を出す

数ある競合店舗の中で差別化を図るためには、店舗の独自性を出すことが必要です。

それはデザインだけでなく、商品の選び方やスタッフの対応、店舗での体験など、多岐にわたります。

2. 独自性を出す

LARGO(ラルゴ)手掛けたアパレル店舗「BRING Harajuku・Aoyama」(東京・約20坪)の内装デザイン事例はコチラ

3. 柔軟性を持たせる

トレンドや消費者のニーズは変わりやすいため、店舗デザインも柔軟に変えられるように計画することが重要です。

例えば、家具の配置を簡単に変えられるようなデザインや、季節ごとのディスプレイ変更をスムーズに行えるレイアウトなどを考えることが求められます。

3. 柔軟性を持たせる

LARGO(ラルゴ)手掛けたアパレル店舗「AWESOME by BRING」(東京・約39坪)の内装デザイン事例はコチラ

店舗の空間デザインを依頼する際は、気になる内装デザイン会社の実績を確認しましょう。

各企業ごとに得意な分野が異なるため、開業する店舗と同じジャンルで実績があるかをチェックすることで、会社選びがスムーズに進みます。

ただし、すべての実績が公開されているわけではありません。

もし公開されている実績に同じジャンルの店舗がなかったとしても、設計事例やデザイン実績に自分の好みのテイストが多い場合は、問い合わせることをおすすめします

空間デザインで魅力的な店舗を創る

店舗における空間デザインは、お客様の快適さやくつろぎに大いに関わり、再訪を望んでいただけるかどうかを左右する重要な部分です。

そのためには明確なコンセプトと、全体を見渡しながら進める冷静さが必要です。

今回の記事でまとめたポイントや注意事項が、リピートしたくなる魅力的な店舗の空間デザインづくりの一助となれば幸いです。

 

LARGOでは、コンセプト設計からヒアリングを行っております。

「ぼんやりと思い描いている理想の店舗のイメージを具体的にし、店舗の空間デザインに反映させたい」という方も、お気軽にご相談ください。

ABOUT ME
辰巳 亮

株式会社LARGO代表。東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなど店舗の空間デザインを行うデザインスタジオ。ジャンルを問わず様々な分野の空間をプロデュースしています。

店舗の空間デザイン・内装ならLARGOにお任せください

株式会社LARGO(ラルゴ)は、東京都を中心に全国各地の美容室・サロン・飲食店・病院・オフィス・クリニックなどの店舗空間デザイン・内装設計・施工・工事を行っております。

新規開業、リニューアルをご検討中の方や、店舗のコンセプトにお悩みの方は、ご相談も受け付けておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。